8月26日開通予定のヤヴズ・スルタン・セリム橋の通行料は、年末まで自動車は9.90リラ、トラックは21.29リラとなる。
橋の料金に関する情報を提供したアフメト・アルスラン交通海事通信大臣は、「プロジェクトは国際的なものであり、入札の際もドルベースでかけられた。ここで1月1日付のドル相場に基づき、トルコリラに両替される。国民がここをドル建てで支払って通行することはない、単に会計がドルで行われるだけである。橋の料金は年末まで有効だ」と述べた。アルスラン大臣はヤヴズ・スルタン・セリム橋の開通式には多くの国家元首が招待されていることを強調し、以下のように述べた。
「ヤヴズ・スルタン・セリム橋においてはOGS(自動料金収受システム)やHGS(高速料金収容システム)だけでなく、橋へ慣れ親しんでもらうために現金での通行も行われる。しばらくしたら現金での通行は取りやめる予定だ。ヨーロッパ側ではOGSとHGSを統合した、停止する必要のない通行システムも実現するかもしれない。将来はこのシステムが普及するだろう。KDV(付加価値税)の率は8%で、高速道路では18%である。橋の通行料にKDVも含まれている。」
■道路は2019年に終了する予定
アルスラン大臣は、ヤヴズ・スルタン・セリム橋をアナトリアのアクヤズやヨーロッパのクナルにつなげる高速道路建設に関しても以下のように説明した。
「ゲブゼもしくはクルトキョイから高速に入ることになるだろう、そして橋を通り過ぎ、オダイェリからマフムトベイに降りることができる。これによりアジア側、ヨーロッパがわ両方からTEM自動車道に接続できる。北マルマラ高速の両側にある道路をBOT方式で建設するため、土地の収用を行った。2つの道路はどちらも2019年に完成すると見込まれている。2019年に我々はアクヤズから高速道路へ入りヤヴズ・スルタン・セリム橋を渡ってクナルへ出ることができるようになる。イスタンブルのクルトキョイとマフムトベイの接続も近々完成するだろう。」
アルスラン大臣は、橋によってアジアとヨーロッパが更にもう一度繋げ、そしてイスタンブルの大型車両の膨大な交通量を都市の中心部から解消すると述べ、「世界へもう一度言おう。我々は大きなプロジェクトを、スピードを緩めることなく遂行している。トルコ共和国はこのような国なのだ。7月15日のクーデター未遂を経験し、240人の市民が犠牲になり、2,195人が殉死しても、彼らの想いを受け継ぐべくこのプロジェクトを行っている。」と述べた。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:福永千夏 )
( 記事ID:41078 )