シリア諸勢力、トルコ国境で「ダーイシュ」を遠ざける準備
2016年08月22日付 al-Hayat 紙
シリア諸勢力、トルコ国境で「ダーイシュ」を遠ざける準備
【ロンドン:本紙】
クルド人は昨日、政府軍をシリア北東部のハサカ市の複数の地区から追い出し、同市において驚異的な前進を見せた。これはトルコ・イラク国境沿いに位置する同地域におけるプレゼンスを保持したいシリア政府の努力が失敗する状況下でのことであった。それにも関わらず、ロシアはクルド人勢力とシリア政府が展開しているこの「骨の折れる戦い」を止めるため、両当事者と接触し続けた。一方、シリア北部では新しい戦闘の兆しが現れた。時期に始まる攻撃に関する情報がめぐる中、自由シリア軍に属する諸勢力は「ダーイシュ」をジャラーブルス市から追放し、トルコ国境沿いで同派が利用する最後のゲートを封鎖するために、同市を攻撃する準備をしているという。
「ロイター」通信は昨日、シリア反体制派の指導者の言として以下のとおり報じた。「自由シリア軍の戦闘員数百名は、ジャラーブルス市における占拠地域拡大というクルド人の希望を断ち切るための一手順として、同市を「ダーイシュ」の手から取り戻す準備をしている」。また同指導部は、トルコが支援する諸グループに属する戦闘員は、数日中にトルコ国内からジャラーブルス市を攻撃する準備をしていると述べた。
(後略)
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( 翻訳者:中村優斗 )
( 記事ID:41092 )