サウジアラビア:プリンセス・ヌーラ大学の女性図書館
2016年08月23日付 al-Hayat 紙

■「プリンセス・ヌーラ」大学の女性図書館にある1800冊の蔵書

【リヤド:本紙】

プリンセス・ヌーラ・ビント・アブドゥッラフマーン大学にある女性図書館は1800冊の蔵書を抱える。同図書館はアラブ固有の伝統を表現した建築様式を特徴とし、38,523平方メートルの敷地に建てられ、500万冊分の容量を持つ自動収容システムを備えている。

サウジアラビア王国の最初の〔女子〕大学である同大学の中央図書館における女性図書館は、大学の表現によれば、知恵と価値を求める女性の灯火であるとみなされる。他方、同大学のミッションは自らを女性のための総合大学と位置づけ、教育的価値の付加と科学的研究の実施の面で傑出し、社会と世界への貢献により知的経済の建設に参画していると宣言する。

女性図書館部門は、女性が生み出す知的生産物の収集、女性の状況について議論する資料や女性の知的生産物のコレクションの展示、教育・研究上の必要への支援に関心を有する。そうした支援は、地方と国家レベルを横断して、情報源を統合し、順序立て、整理すること、そして一箇所から情報にアクセスできるようにすることを通じて行われる。女性図書館は、知的生産物や社会の半分を占める女性の問題を議論するものなど、女性が生み出すものの収蔵に力を入れている。

また、同図書館は、サウジ女性、アラブ女性、あるいは、外国の女性による知識の形成に寄与している。同様に、同図書館はさまざまな分野における女性のための情報源となり、女性利用者に大して図書館と情報に関するサービスを提供している。たとえば、内部的な貸し出し、貸し出し状況の照会、図書館での女子学生の受け入れ、労働市場に合わせた女子学生の訓練や研修が挙げられる。これらに加えて、同図書館は、情報を扱うことへの意識啓発と教育上のプログラムに対する支援を行っている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:柳井丈司 )
( 記事ID:41094 )