CHPクルチダルオールの車列に攻撃―PKK、犯行声明
2016年08月26日付 Hurriyet 紙

ロイター通信は、テロ組織PKKが、アルトゥヴィンで共和人民党(CHP)の指導者であるクルチダルオール氏の車列に攻撃が仕掛けられた事件と、今朝ジズレでおき警察官11名を殉職させ、警察官75名と民間人78名を負傷させた自爆テロへ犯行声明を出したと報道した。

テロ組織PKKは、先日CHPの指導者であるケマル・クルチダルオール氏の車列に対して攻撃を仕掛けて軍人1名を殉職させた事件と、今日のジズレでの自爆テロに犯行声明を出した。テロ組織は、アルトゥヴィンでの攻撃の標的はクルチダダルール氏ではなく、車列にいた軍用車両であると主張した。

■目撃者は何が起きたか語った

一方、アルトゥヴィンのシャヴシャット郡で、ファーティヒ・チャイバシュ氏を死に追いやった、PKKテロリストによるCHPの指導者ケマル・クルチダルオール氏の車列への武装攻撃の目撃者である村人たちは何が起こったのかを語った。ヤヌクル村の住人であるファルク・キョセ氏は事件の際、まず5回銃声を聞き、続いて自分たちの方へ速い速度で向かってくる軍用車両を見たと言い、「軍用車両は、道のわきに駐車している車両にぶつかって横転しました。私たちは車両の下にいた軍人を引っ張り出して、救急車まで運びました。」と述べた。その地区では少し前に村人たちの中でテロリストを目撃した人たちがいることを語ったキョセ氏は、「テロリストが目撃されたという噂がありました。いくつかの村で見かけた人がいたようです。しかし彼らは見つかりませんでした。アルトゥヴィンでこのような事件が起きたのは初めてです。二度と起きないことを願います。」と話した。セラハティン・キョセ氏も「我々は銃声を聞きました。その後軍用車が転倒しました。私たちの村の農地で彼らが目撃されたという噂がありました。軍警察が捜索しましたが、見つけられませんでした。そして昨日この事件が起きました。」と言った一方、地元住民のトゥルグット・アタソイ氏は、「PKKテロリストがこの地域でかくまわれる可能性はない。人々は軍の側についています。ここでは支持を得られない。」と発言した。

■1名は拘束

一方、事件が起きたヤヌクル村のソウクス地区にいて疑われ、事件に関係があると考えられたため、監視下に置かれた。容疑者の名前は公表されていないが、シャヴシャット地区軍警察司令所で取り調べをされていると伝えられた。

■その地区で作戦は続行中

テロ事件が起きたヤナクル村と農地では、PKKテロリストを発見するために始められた作戦が今も続いている。エルズルム軍警察司令所から来た特別部隊に同行した警察特殊作戦チームは捜査と検閲活動を続けていた。高速道路のシャヴァシャットーアルダヌッチ間のでは装甲車とパトカーがセキュリティーチェックを行っていた。

一方、昨日衝突が起きたシャヴァシュットーアルダヌッチ間の高速道路では、多数の空き箱があったことが発見された。

■7~8名のテロリスト集団であるとの予想

軍の関係者からの情報によると、7~8人からなるPKKテロリストグループは、自らを「黒海進出チーム」と名付け、アルダハンーギョレの山道を通って一ヶ月半から二ヶ月前にシャヴァシュットへ来た。先月この地域で車両を止め、車を奪ったこのグループは、ヤクンル村とエスキカレ村の近くで村人によって目撃された。軍警察への通報を受け、治安部隊は捜査と検閲をしたが、テロリストの痕跡を見つけられなかった。申し立てによると、「センセーショナルな行動をしなさい」と指示を受けたといわれるこのグループは、一週間前攻撃が行われたヤヌクル村の近くで二回目撃された。その地域でテロ攻撃のための下見をしたとみられるグループは、CHP指導者であるケマル・クルチダルオール氏の車列に対して昨日の攻撃を実行したと見られている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:前口翠里 )
( 記事ID:41109 )