CHPオゼル議員、ハッキャーリとシュルナクは郡にされる
2016年08月28日付 Cumhuriyet 紙

共和人民党マニサ選出のオズギュル・オゼル議員は、マニサでハッキャーリとシュルナクは郡にされようとしていることついて会見を行った。オゼル議員は、トルコ大国民議会が閉会を迎える前の最後の週に一連の法案があったことに触れた。

オゼル議員は次のよう述べた。「その法案の中で、全ての野党が反対を表明した項目があった。一つ目は、国営部門の売却を許可する民営化の法案である。二つ目は、大学学長の選出方法を大学教員たちが選ぶのに代えて、高等教育審議会が選んだ候補者を大統領が任命するという法案である。三つ目は、自治体に管財人を任命するという法案である。四つ目は、ハッキャーリとシュルナクを県から降格させ、ユクセコヴァとジズレを県に昇格させるという法案である。

この4法案について、野党は強く反対した。議会においてあらゆる手段で成立を妨害した。共和人民党はさらにボイコットの権利もちらつかせた。政党間の会談を模索し、4つの法案の取り下げで合意した。『公正発展党は、この法案をあきらめる』と約束した。取り下げを宣言した。議会の会期中に法案の本文からこれらの法案が4党の反対により外された。議会の意思は、ハッキャーリとシュルナクは県のままでということでまとまった。そして、議会は閉会した。

国家非常事態法が与えた権限により政令が提出されている。国家非常事態宣言期間の政令は、その期間中のみ有効である。しかし、私たちが手に入れた情報がある、舞台裏で実際に語られていたことだ。しかし、もはや大臣たちが発言し、この準備があるというのを認めているのがわかっている。公正発展党政権は、政令によってハッキャーリとシュルナクを県から降格させる準備をしている。自治体の管財人の任命、大学学長の任命、民営化法案も政令によって法案化の準備をしている。」

■憲法裁判所へ持ち込む準備がある

共和人民党のオゼル議員は、トルコ大国民議会の意思が、「ハッキャーリとシュルナクを県のままにする」であり、にもかかわらず、政府が憲法の制限を越えて、この二つの県を郡に降格させようと努めていると主張して、次のように続けた。

「政府は、私たちにハッキャーリとシュルナクを県のままにするという約束を反故にしている。礼を欠いた行為である。まったく、政治倫理を欠いている。もし、公正発展党がこれを行ったら、議会会期中に下された決定に反して、閉会中に政令を使って国会に対するクーデターを企てたことになろう。これは議会の意思を無視している。ハッキャーリとシュルナクについて声をあげる。全員が県として据え置かれることを喜んだのだ。

現在、公正発展党政権は、皆をだましたのを口にしている。この問題で、皆さんに議会を無視した政権のクーデターに注意を払い、抗うよう呼びかける。立法化されれば、憲法裁判所へ持ち込む予定である。憲法裁判所に持ち込んだ際、政府が『非常事態期間中である。なぜ共和人民党は憲法裁判所に持ち込むのか』と言うべきではない。約束をした4つの法案に関する措置を講する際に、まったく怯むことはない。公正発展党が正気に戻り、議会への約束をないがしろすれば、私たちの反発は一層激しくなるだろう。」

県の数が二つ増えることに反対してはいないと強調したオゼル議員は、「ハッキャーリとシュルナクは県として据え置き、ジズレとユクセコヴァが県になればいい。 これについて全く反対していない。彼らはハッキャーリとシュルナクを罰したいのである。彼らがしたいことは、口実を設けて、この二つの県の権利を奪うことである」と述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:41125 )