■現代パレスチナ美術、フランスを「訪れる」
【パリ:アスアド・ウラービー】
パリは、そのいくつもの文化協会、中でもアラブ世界研究所やユネスコ、世界文化センターにおいて、新たな展開を見せるパレスチナ美術のよく知られた代表的作品10点を迎え入れる。同様に、ローン=アルプ地方のようなフランスの他地域や、ルクセンブルグやベルギーなどの国々では、パレスチナ・アートを包囲する壁を打破するための試みを催した展示会や展覧会が多く見られるようになっている。これは、20年もの消失の眠りと芸術活動を不可能にする状況の困難さを乗り越えたものである。この動きを背後で支えるのは、東エルサレムにあるフランス・パレスチナ文化センター(とセンター長のプログラム)、そしてナブルスとラーマッラーにある支部、それについ数ヶ月前に(新たに開かれた)ガザ支部である。
今夏開催されるこの大博覧会は、7月にパリの世界文化センターから展示を始める。これは、パレスチナ現代美術を専門とするパレスチナ各地の画廊との協力によって実現した。それらはギャラリー・ワンやギャラリー・ハワーシュ、ギャラリー・ムアッジャルなどで、珍しいものではハイファの画廊も参加している。また、芸術作品の希少さにもかかわらず、最もダイナミックな芸術都市で最近オープンした画廊がある。それがラーマッラー・ライブラリーで、芸術作品を天文学的な値段で売っている。そこでアトリエを入手することが不可能なのは言うまでもない。
(後略)
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( 翻訳者:兵頭輝夏 )
( 記事ID:41133 )