MHPアクシェネル、党首候補から除外へ
2016年09月09日付 Hurriyet 紙

次期MHP党首候補で、トルコ大国民議会の元副議長でもあるメラル・アクシェネル氏が党を除籍された。懲戒文書にはアクシェネル氏の様々な経歴についての報告、影の国家から受けた援助についても書かれている。アクシェネル氏は、この決定は法的効力を持たないと述べた。

MHP中央執行委員会(MDK)は昨日会議を行い、MHP党首候補のメラル・アクシェネル氏を党から除外することを発表した。中央執行委員会のハリル・オズトゥルク委員長は、「秘密投票の結果、アクシェネル氏を党から『除籍』処分とすることを満場一致で可決した」と述べた。除名の原因となった主な罪状として、「党の結束と連帯を乱したこと、党幹部の下した決定に従わなかったこと、党首と党幹部らの精神、人格を傷つけたこと、党員としての権利を悪用したこと」が挙げられている。懲戒文書には、「彼らは私に対し、MHP党首に相応しくない、犯人が分からない事件の責任者は彼女だという。彼らが何を言おうとすべて受け入れる」、「ギュレン派の筆頭はバフチェリ党首だ」、「何としても進む」、「内に平和、外に平和の原則を再び掲げ、私は首相になる」といった、アクシェネル氏の発言も記載された。

■ヴェレン氏の主張

また懲戒文書には、「アクシェネル氏が影の国家の援助をうけていたことに関する主張」がある。中央執行委員会が党会議で用意した『なぜゲームを台無しにするのか』というタイトルの本には、アクシェネル氏が「内相になるために当時の首相タンス・チルレル氏に、当時ギュレン教団の右腕だったヌレッティン・ヴェレン氏から推薦された」という記述がある。アクシェネル氏は党の決定を裁判に持ち込むと述べ、「文書で声明を出した。声明では、「私を除名しようとする動きは、個人に対する悪意ではなく、法の判断でなければならない。党の出した、法的な正当性が疑われる決定など、トルコ国民の良心が認めない」などと述べられた。

■「援助したことは明らか」と発言

コライ・アイドゥン氏は、MHP党大会の際、党首への立候補を表明しなかった一人だ。アイドゥン氏の、「彼らが我が党の仲間の誰かを支援してきたのは明らかだ。我々もそれを見ている。しかし彼女が教団員かどうか、私は知りえない。あらゆる階層から政治的支援を受け入れると言うこともできるが、この問題の責任は彼女にある」という証言も懲戒文書に書かれている。

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( 翻訳者:福永千夏  )
( 記事ID:41196 )