イラク:戦闘の優先事項をめぐる「人民動員部隊」とアメリカの反目
2016年09月12日付 al-Hayat 紙
シリア:戦闘の優先事項をめぐる「人民動員部隊」とアメリカの反目
【バグダード:フサイン・ダウド】
ダーイシュを優先して攻撃するにあたり、「人民動員部隊」の諸勢力とアメリカとの対立が改めて浮き彫りとなった。「人民動員部隊」が、モスルを奪還する前に、カルクーク県のハウィージャとサラーフッディーン県のシュルカートの奪還を志向する一方で、アメリカ政府はモスルをまず解放することに専念している。すでにアメリカ軍は、モスル開放を目指し、同都市南部にある基地で兵站強化の準備を行った。
北部拠点「人民動員部隊」軍監督官アブー・リダー・ナッジャールはバダル軍団指導者のハーディー・アーマリーとの会談後、記者会見を行った。そこで「我々はハウィージャ、タッル・アファル、モスル解放のために合同作戦指令室を設置することについて討議した」と述べた。また同氏は、「対テロ部隊と人民動員部隊の諸勢力、そして軍は、数日間中に作戦開始が決定されるのを待つ中で、ハウィージャとシュルカート近郊に集結した」と付言した。
(後略)
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( 翻訳者:中村優斗 )
( 記事ID:41211 )