レバノン:アート・フェア開催、現代に取り残されたものと潰えた記憶の狭間で。
2016年09月22日付 al-Hayat 紙

■レバノン:アート・フェア開催、現代に取り残されたものと消えた記憶の間で。

【ベイルート:マハー・スルタン】

変わるものがあれば、変わらないものもある。そんな中≪ベイルート・アート・フェア≫は第七回目の開催を迎え、通や芸術に興味を持つ人々、展覧会の各所を訪れた一般大衆の注目を集めることができた。展示場はベイルート国際展示レジャーセンターにあり、アラブやその他の国、計20カ国の45のブースが参加して開催された。参加国のほとんどは中東北アフリカ、南アジアの国々である。
作品の良し悪しがなんであろうと、芸術作品の市場の需要と供給の規則が、芸術作品の広がりや多種多様さを決める。そのため、展覧会ディレクターであるフランス人のロウル・ドウトゥフィル氏は、毎年、展示会に関心を寄せる銀行株主と創作者のパートナーシップ拡大を目的に、アート・ウィークとアート・フェアという二つのプロジェクトの実施を目指している。アート・ウィークは、首都の中心地と芸術市場の彫刻など地面に設置する作品の展示を重視している。また、アート・フェアは通常外国やアラブ諸国、レバノン、その他の国のギャラリーが参加する。
上記のフェア開催中は、イラク人のアフマド・バフライニー作のリンゴ庭園に立ち寄ったり、ガッサーン・ザルドの亀の作品の間を散策して楽しめるほか、リチャード・オウルリンスキー作の巨大な作品やバッサーム・キルリルースの作品と並んでセルフィーをすることができる。

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( 翻訳者:桑田早季子 )
( 記事ID:41292 )