■ヒジャーブを着けて輝こう
【リハーム・マフムード・アブドゥッサミーウ】
美しさとおしゃれは、すべての女性が追い求める基本だ。ヒジャーブ(ヴェール)を着用していてもおしゃれで魅力的にいられることはヒジャーブを着ける女性が証明しており、おしゃれはヒジャーブと全く矛盾しない。そしておしゃれは各々の顔に適したヒジャーブを選ぶことで完成される。老いも若きもすべての女性は外見のマンネリ化を防ごうとしているが、仕事のために日々外出しなければならない女性は特にそうだ。そうした女性たちは、自分の顔に適したヒジャーブを選ぶのに失敗しがちである。
ヒジャーブ選びには多くの女性が知らないテクニックがあるため、本紙はファッションデザイナーのラニア・ユースフ氏に、それぞれの顔にふさわしい最適な巻き方を取材した。
「スカーフを何巻きにするか選ぶことは、多くの女性が途方に暮れてしまうことのうちの一つです。スカーフを巻くことは基本的に、顔のある部分をいかに見せ、隠すか、ということですが、それゆえに諸刃の剣だと言われています。つまり、美しさを与え、ヒジャーブを着けた女性のおしゃれを完成させることもできるが、見た目をすべて台無しにしてしまうこともある、ということです。そこで、顔の形に適したヒジャーブを選ぶ際には、2つのことに気を付けなければなりません。それは、顔の大きさと形です。丸顔にふさわしいものは四角い顔には合わないなどといったことです。顔立ちの美しさが際立つようなおしゃれをするためには、巻き方を選ぶ際、この2つの基本が調和するようにこうしたことを考慮しなければなりません。」
スカーフ巻きの専門家が本紙に教えてくれた、あらゆる顔の形に合わせた巻き方は、以下の通り。
・面長
種類は何であれ、厚いスカーフが必要です。コットンやリネンのものが好まれます。シフォン生地のものは似合う場合が限られています。顔の周りでふわっとさせ、強く引っ張らないこと。
・小顔
クシャクシャのスカーフかボタニカル柄のシフォン生地のものを、顔の周りにぴったりくっつくよう、ターバンやコットンバンダナと共に着用するのがおすすめです。ダークカラーは絶対に避けること。
・丸顔
柔らかく軽い生地で、暗くも明るくもない中間色のスカーフが適しています。バンダナはおすすめできません。額が小さい場合は特にです。スカーフをたくさん使うのも同様で、全く必要ありません。スカーフは1枚で充分且つ最適。髪の生え際からスカーフを巻き、頬のあたりで少し前に引っ張って頬を一部覆い、あごは全て出します。
・卵型
種類は何であれ、厚いスカーフが適しています。コットンやリネンのものが好まれ、シフォン生地のものは似合う場合が限られます。円い形になるよう、額から3cm程をバンダナで覆いましょう。同じように好まれるのが、あごを一部覆うようにスカーフを引っ張りつつ円く頬を出すこと。顔が長く見えるので、首は絶対に出してはいけません。首はスカーフで覆うか巻くかしましょう。こうすることで魅力的に見えますよ。
・三角、もしくはハート形
まず一番下にはコットン素材のバンダナを着けると良いでしょう。それから頬をすべて出し、顎先を半分覆うことで逆三角形を作るようにスカーフを巻き付けます。この時丸くならないよう、顔の輪郭を補強しながら巻かないこと。
・四角い顔
おでこの半分近くを覆うため、コットン素材のバンダナを使用。バンダナがだいたい半分くらい見えるようにスカーフを上から着用します。シフォン生地やガーゼといった薄いスカーフを使うと良いでしょう。顎周りの骨のほとんどや顎先の一部を覆ってしまう厚いスカーフは避けること。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:増田まい )
( 記事ID:41329 )