セターイェシュちゃん殺人事件の裁判、始まる―被告が驚愕の告白(2)
2016年09月15日付 Iran 紙


 起訴状が読み上げられると、裁判長は被告人の若者に対して質問を始めた。

—事件の日のことを明確に説明しなさい。

私は学校から帰ってきたばかりでした。酒を4杯ほど飲んだところで、近所に住むセターイェシュという女の子が家の庭で遊んでいるのに気が付きました。カナリアを見せてやるという口実で彼女を自分の部屋に連れていき、それから彼女を暴行しました。

—なぜ彼女を殺害することにしたのか?

1時間が経って、セターイェシュの両親の声が聞こえました。彼らは彼女を探して、我が家の戸口にやってきていました。私はセターイェシュを台所に連れていき、湯沸かし器の上にあったナイフで彼女を殺害しました。

—でもどうして?

セターイェシュの家族に、私が彼女を暴行したことや、自宅に連れ込んでいたことを知られるのを恐れたためです。

―それから、どうなった?

その翌日、友人に起こったことを話しました。そして、女の子の遺体をどうしたらいいだろうかと尋ねると、彼は酸をかけて遺体を消去したらいいと言いました。

—なぜエタノールを遺体にかけたのか?

遺体を燃やしたかったからです。遺体の臭いが不快でした。それで遺体に酸をかけ、アルコールを使って火をつけたのです。

—人を殺めるという罪を犯した瞬間、殺害犯にはキサース刑が科されるということを知っていたのか?

はい。映画で見て知っていました。

—犯行当時、お前の両親はどこにいたのか?

家を留守にしていました。二人ともソファーカバーを買いに市場に行っていました。

—酒はどこから調達していたのか?

友人から買っていました。

—酒を飲むようになってどのくらい経つのか?また、どのくらいの量を飲むのか?

一日一杯飲むようになって、約2年になります。

—なぜ事件のあった日は4杯も自家製の酒を飲んだのか?

好きな子に連絡すると、彼女に求婚者が現れたことを聞きました。そこでかっとなって、4杯も酒を飲んでしまいました。

〔‥‥〕

 2回にわたる公判、および非公開裁判が終わると、裁判官らは事件の審理を終了し、審議に入った。裁判所の判決は今後数日中に言い渡される予定である。

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( 翻訳者:CHK )
( 記事ID:41332 )