エジプト:女性ラッパー「ソスカ」
2016年09月29日付 al-Hayat 紙

■オペラハウスでラップを歌った初めての女性歌手「ソスカ」

【カイロ:イーハーブ・カースィブ】

エジプト人女性「ソスカ」は、自身の歌詞作りの才能を発見した。そして彼女は、自分が書きたいと思う歌詞を書き綴ってきた。彼女は自らの夢を見つけ、それに向けて邁進していた。しかしその夢へと通じる何十もの扉は、閉じられていた。数ポンドと引き換えに作品を売ることを持ちかけてきた者たちもいたが、彼女はそれを拒んだ。自分のデビュー計画のために手伝いを探していた人に出会い、彼女自身がそのデビュー計画になった……。こうしてすべてのピースが合わさり、エジプトで最も有名なラッパー「ソスカ」が生まれたのだ。彼女はエジプトのオペラハウスでラップを歌った初のエジプト人女性である。本紙のインタビューで、彼女は以下のように語った。

「ソスカ」の名で知られるサウサン・アーディル(1990年生)は、始まりについてこう述べた。「歌詞作りは2006年に始めました。自分で書いた歌詞を持って、数十人の作詞家や作曲家のところに行き、作品の公表や販売について手助けを頼みました。しかし彼らは皆、私に作品を売ることを求め、私がお金を受け取る代わりにその曲に自分たちの名前を付けることを求めてきました。私はその案をきっぱりと断りました。なぜならそれは私にとって盗作だからです。私はその時、彼らのうちの幾人かに、自分の著作権を放棄する代わりに、作品を公開する〔手助けをしてほしいとする〕考えを示しました。しかし彼らはそれも拒否しました。」

(後略)

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( 翻訳者:桑田早季子 )
( 記事ID:41336 )