パレスチナ:イスラエルがガザ地区を攻撃する一方、女性活動家の船舶を拿捕
2016年10月06日付 al-Hayat 紙

■「ザイトゥーナ号」拿捕と時を同じくして、イスラエルがガザ地区を30回以上にわたり空爆

【ガザ:ファトヒー・サッバーフ】

イスラエルの戦闘機は昨日午後、ガザ地区の施設に対して一連の空爆を行う一方、砲兵部隊も農地やハマースの管制塔に対して数十発の迫撃砲を発射した。これに先立ち、イスラエルは、ガザ地区に隣接する西ネゲヴ砂漠の入植地スデロットにロケット弾が着弾したと発表した。さらに空爆と時を同じくして、イスラエル海軍が船舶「ザイトゥーナ号」を拿捕した。ザイトゥーナ号には、十年間絶え間なく続くガザ地区封鎖の解除を試みていたアラブ人及び外国人女性活動家らが乗船していた。

ザイトゥーナ号は拿捕される前にイスラエル海軍に包囲され、船長は通信が途絶える前に、ガザ地区でなくアシュドッド港に向かうことを要請されたとのニュースが相次いでいた。また、ヘブライ語新聞『マアリブ』はインターネット版でイスラエルの戦闘機がガザ地区の施設及び土地に30回以上に及ぶ空爆を行ったと報じた。

ザイトゥーナ号の動きをフォローし、その乗組員や運行を組織している団体と交流のあるパレスチナ人らは、船内の女性活動家たちの消息への懸念を表明した。イスラエル軍による拿捕で、ザイトゥーナ号がその日の昼にガザ地区に到着することを妨げられた。これに先立ち、ザイトゥーナ号はガザ地区から約40キロ北に位置するイスラエルのアシュドッド港に向かうことを強いられていた。

(後略)

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( 翻訳者:友添日向子・若松南菜子・川口慈 )
( 記事ID:41370 )