パレスチナ:ユネスコ世界遺産委員会がエルサレムについて投票
2016年10月24日付 al-Quds al-Arabi 紙


■「ユネスコ」が明後日エルサレムに関する決議案に投票

【ラーマッラー:本紙】

ユネスコが明後日〔10月26日〕、パレスチナが起草したエルサレムに関する決議案を投票することが予想されている。

世界遺産委員会の枠組みの中で提示される今回の決議案は、1週間半前に承認された決議よりは軽いものとなるだろう。ただし、この決議案もまたユダヤ人が神殿の丘と呼ぶエルサレムの神域とユダヤ人の間の結びつきを無視し、アルアクサー・モスク/エルサレムの神域をムスリムだけの崇拝の場とみなしている。

この決議案は、クウェートとレバノン、チュニジアが、21ヶ国から構成される世界遺産委員会のメンバーではないパレスチナ人とヨルダンを代表して起草した。

同主題に関わる過去の決議と比べて、新しい決議案はより穏健なものとみなされている。たとえば、今回の決議案ではイスラエルを示唆する「占領軍」という言葉が用いられていない。パレスチナ人は過去数年にわたり、エルサレムに関するユネスコ決議において、この単語を放棄することを拒否してきた。同様に、嘆きの壁という言葉が、過去の決議とは異なり、鍵括弧の中に表されていない。イスラエルの高官筋は、このような変化は1年前には不可能なものであったと述べた。2週間前、ヨーロッパとの交渉中にこの表現が議題に上り、嘆きの壁という名称が鍵括弧なしで用いられていた。

(後略)

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( 翻訳者:川口慈 )
( 記事ID:41481 )