ジュムフリイェト紙捜査への質疑、国会で今日も続く
2016年11月02日付 Cumhuriyet 紙

トルコ大国民議会総会では昨日もCHPとHDPの国会議員らが、ジュムフリイェト紙への捜査と記者の逮捕に対する抗議を続けた。総会で発言した議員らは以下のような見解を述べた。

レヴェント・ギョク議員(CHP会派副代表)
セラーム・テヴヒドの調査の枠組みで関連する捜査ではFETÖメンバーであるとして裁判にかけられ、現在被告人の立場にある検察官のムラト・イナム氏が今回の捜査を実行したとニュースで知った。嘆かわしいことだ。

アティッラ・セルテル議員(CHP所属)
ヒクメト・チェティンカヤ氏のギュレン派テロ組織について説明した数十冊もの著作を読むこともせず、彼に「フェトフッラー・ギュレンに協力している」と言うのは、実にあなた方の、そしてあなた方がしてきた行いの中でも最悪な例の一つだ。あなた方は本を、ペンを、風刺画を、そして共和国を恐れている。

アリ・シェケル議員(CHP所属)
ジュムフリイェト紙は自由報道の声である。我々はジュムフリイェト紙が人質に取られることを許さない。我々の知性と権威を、まるで家賃を払うために質入れするような真似はしない。

オルハン・サルバル議員(CHP所属)
この国では、我々には個人の自由も発言の自由もなかったが、決してこれほどファシスト的でも抑圧的でもなかったし、このような秩序は見られなかった。「お抱えメディアの外にいる者たちに死を!お抱えメディア万歳!」という問題は、今日の問題のまさに焦点となっている。

ビュレント・オズ議員(CHP所属)
ジュムフリイェト紙は、フェトフッラー・ギュレンと政権が同じ傘の下で共に歩んでいた時代に、このならず者集団がどのような組織であるのかトルコメディアで最初に書いた新聞だ。そのようなジュムフリイェト紙が「FETÖ、PKK、KCK」と関連付けられるなど、理にかなわない状況ではないだろうか?

イドリス・バルケン議員(HDP所属)
あなた方はヒクメト・チェティンカヤ氏を、ギュレン派設立を支援し協力したという理由で逮捕した。少しは恥を知るものだ。チェティンカヤ氏のフェトフッラー・ギュレンについての本を知らないのなら、彼の書いた記事を知らないのなら、少なくとも彼の起訴状を準備する前に読むといい。もしくはあなた方が指示している検察が読むがいい。あなた方はムサ・カルトを逮捕した。それは風刺画の力におびえたからだ。カドリ・ギルセルを、国際報道機関トルコ委員長を逮捕した。つまりこれらの逮捕はすべて、あなた方がどういった理解で行動したかを示している。

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( 翻訳者:奥村 茜 )
( 記事ID:41529 )