シリア:オーストラリア警察は「ヌスラ戦線」とともに戦闘を行った男と、「ダーイシュ」への加入を試みた青年を逮捕
2016年11月04日付 al-Hayat 紙
■オーストラリアは「ヌスラ戦線」とともに戦闘を行った男と、「ダーイシュ」への加入を試みた青年を逮捕
【シドニー、ロンドン:本紙、ロイター】
オーストラリア警察は昨日、シリア人過激派とともに戦闘を行った共闘したとされる男を逮捕と 、シリアでダーイシュに参加しようとした容疑により、国境付近で拘束された青年もを逮捕した。オーストラリアのマスメディアによると、逮捕された男は、2013年に訪れたシリアで、「ヌスラ戦線」の側に立って戦い、一方また青年はこれに先立って、以前2015年1月にダーイシュに加入するため渡航を試みた際に、拘束されていたという。
この二人者は昨日未明、シドニーで警察が行った強制捜査において逮捕された。これにより、イラクやシリアといったのような国々での戦いに参加するために赴く向かう、いわゆる「外国人戦闘員」への対処に対するオーストラリアの厳しい姿勢が浮き彫りになった。またオーストラリアは、同国出身の外国人戦闘員に対して、世界で最も過酷な懲罰の一部を科した。同時に国連においては、これらの人々が体現している脅威を抑止するための国際基準承認のため、先頭にたっての努力を行っている。
オーストラリア連邦警察テロ対策部長ニール・ゴーギャン氏は、「(ダーイシュは)重要な支配地を失っているにも関わらず、(ここに)彼らの思想に魅了され、いまだに出国を試みる人々、特に若者が依然として(ここに)存在しているということは遺憾である」と述べた。そして、その男(24歳)と青年(17歳)を、戦闘行為への参加を目的とした外国への渡航を禁じる同国の法律違反で告発した。
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( 翻訳者:遠藤沙穂・小島千尋・中山玲 )
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