ディヤルバクル市に「戒厳令市政」
2016年11月02日付 Cumhuriyet 紙

ディヤルバクル広域市共同市長のギュルタン・クシャナク氏とフラト・アンル氏が逮捕されたことを受け、内務省は、エティメスグトのジュマリ・アティラ郡知事を管財人に任命した。

アティラ郡知事が市庁舎に入る前、広域市市庁舎の建物内で爆弾が調べられる一方、クシャナク氏とアンル氏逮捕に抗議する一部職員らと市議会議員らが建物から追い出された。建物の捜査が終わった後、職員らは身元確認が行われ、再び建物に戻り始めた。管財人のジュマリ・アティラ氏も7時半ごろに広範囲の警戒態勢がとられる中、市庁舎に向かった。建物の屋根には特別機動隊の姿もみられた。

■市長が阻止した

スィイルト市議会で1日、今月2度目の会合が開かれた。数日間にわたり進められた捜査で拘束・逮捕され、免職処分となった民主地域党(BDP)議員のミュジデ・ボザン氏の代わりに、内務省は自営業者保険組合元職員のガーズィ・アルムト氏(55)を管財人に任命した。同管財人は会合への出席が許可されなかった。トゥンジェル・バクルハン市長はガーズィ・アルムト氏に身元と会合への出席理由を尋ねた。

すると、ガーズィ・アルムト氏は「内務省により、市議会議員に任命された。このため市議会の会合にやってきた」と答えた。これを受けスィイルト市のバクルハン市長は、内務省から任命に関する正式文書が届いていないことを挙げ、「以上の理由で、あなたを会合に出席させることができない。正式な文書での通達が届けば、あなたに正式に書類通知するので、その時に会合に参加してください」と話した。

ティルロ郡に住み、自営業者保険組合元職員であるとされるガーズィ・アルムト氏は前議会期、公正発展党(AKP)所属の県議会議員だったことがわかっている。

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( 翻訳者:星井菜月 )
( 記事ID:41545 )