午前、ヴァン広域市で作戦が実行され、広域市市長ベキル・カヤ氏が逮捕された。内務省は逮捕されたヴァン広域市長ベキル・カヤ氏を解任したことを発表した。ヴァン県知事イブラヒム・タシュヤパン氏がヴァン広域市市長代理として任命された。ヴァン以外にもマルディン、スィイルトそしてトゥンジェリ市市長らも解任され、代わりに新しい人物が任命された。
ヴァン広域市で作戦が実行された。DBP(民主地域党)所属広域市市長ベキル・カヤ氏が逮捕された。作戦中に市庁舎に捜査が入った。この間、スィイルト、ヴァン、トゥンジェリ、そしてマルディン市に管財人が置かれた。マルディン広域市市長アフメト・トゥルク氏の代わりにマルディン県知事ムスタファ・ヤマン氏が広域市長代理に任命された。
逮捕されたスィイルト市市長トゥンジェル・バクルハン氏の代わりにスィイルト県副知事ジェイフン・タシュクン氏が市長代理に就任した。逮捕されたヴァン広域市市長ベキル・カヤ氏の職にヴァン県知事イブラヒム・タシュヤパンが代理で就く予定である。内務省によってトゥンジェリ市市長メフメト・アリ・ブル氏もまた解任された。ブル氏の代わりにはトゥンジェリ県副知事オルグン・オネルが市長代理として任命された。
■スィイルト、ヴァン、トゥンジェリ、そしてマルディン広域市にとっては電撃的決定
内務省によって今朝出された発表ではマルディン広域市、ヴァン市、スィイルト市に管財人が任命されたと述べられた。省の声明では以下のようなことが述べられた。
「マルディン広域市市長アフメト・トゥルク氏及び逮捕されたスィイルト市長トゥンジェル・バクルハン氏は内務省の2016年11月16日付の決定を以て解任された。内務省によってマルディン県知事ムスタファ・ヤマン氏がマルディン広域市市長代理として、スィイルト県副知事ジェイフン・デルシャド・タシュクン氏はスィイルト市市長代理としてとして任命された。」
トゥルク氏については「国家の統一性と全体性を破壊し、武装テロ組織に資金援助を行った上に所属したこと、職権を悪用したこと、トルコ国民を、トルコ共和国を、トルコ大国民議会を公で貶めた罪」で捜査が開始された。
バクルハン氏について「PKK/KCK(クルディスタン労働者党)武装テロ組織の一員であったこと」をはじめ分離主義テロ組織に賛同してスィイルト県で行われた多数の違法デモの実行に加担し、組織に肯定的な立場でプロパガンダと活動していたことが度々あったという証言のため、11月16日に逮捕され拘束された。
内務省によるマルディン広域市市長アフメト・トゥルク氏が解任され、代わりにマルディン県知事ムスタファ・ヤマン氏が代理として任命された後、今朝広域市庁の前で安全対策を行っている警察と一部の広域市職員らの間で緊張が起こった。2人逮捕され、広域市市庁の前と周囲で厳重な安全対策が続いている。
■ヴァン県知事が代理市長に就任予定
内務省によってヴァン広域市市長ベキル・カヤ氏が解任され、ヴァン県知事イブラヒム・タシュヤパン氏がヴァン広域市市長代理として任命された。
■トゥンジェリ市市長も解任
内務省によりトゥンジェリ市市長メフメト・アリ・ブル氏もその職を解かれた。ブル氏の代わりにトゥンジェリ県副知事オルグン・オネル氏がトゥンジェリ市市長代理として任命された。
■ヴァン広域市に作戦、広域市市長を逮捕
ヴァン県共和国首席検事局によって実施されているテロ捜査の方針でDBP出身のヴァン広域市市長ベキル・カヤ氏と4名の広域市幹部についての逮捕命令が出された。このためヴァン警察総局テロ対策担当チームは同時作戦を開始した。
特別機動隊と機動隊チームらも参加した作戦で容疑者らの自宅と市庁舎で捜査が継続していることがわかった。
■カヤ市長は市庁舎に自ら来た
ヴァン県共和国首席検事が行っている捜査において今朝警察は事前にカヤ氏のハリラー地区の自宅に到着した。自宅で捜査を行いつつ、家で誰も発見できなかった警察は捜査を完了するとヴァン広域市庁舎に来た。カヤ市長は弁護士と共に捜査が行われている市庁舎の自室に入った。周囲で広域の安全対策を実施していた警察は市長室での捜査を追えてからカヤ氏を逮捕した。ヴァン警察総局に連行されたカヤ氏の取り調べは継続している。
■12人が逮捕
この間、ヴァン広域市市長カヤ氏とともに同捜査においてエルジシュ郡で8人、ヴァン郡では4人が逮捕されたことが発表されている。
ヴァン広域市市長ベキル・カヤ氏は2012年6月7日のテロ組織PKK/KCKへの作戦で党幹部も含む12人の容疑者とともに逮捕されていた。この捜査においてヴァン第一重罪裁判所で「テロ組織に所属していること」の罪によって裁判にかけられたカヤ氏は2016年1月4日付で15年の懲役が言い渡されていた。
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( 翻訳者:市野太音 )
( 記事ID:41612 )