■シリアに関してロシアとトルコが「説明」を交換。
【ベイルート:本紙】
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は木曜日、ロシア軍あるいはシリア軍が4人のトルコ人兵士が死亡に至った攻撃をバーブ市付近で先週実施したことを否定した。これと時同じくして、エルドアン首相は「暴君」バッシャール・アサドを打倒する決意があるとの以前の発表に反して、シリアにおけるトルコの軍事作戦はテロリスト組織のみを標的としていると強調した。
またラブロフ外相はトルコでのチャブシオール外相との会談後に行われた合同記者会見において、ロシアはシリア紛争のすべての当事者と対話をする準備があるとも述べた。またロシアは今後も東アレッポでの軍事作戦を継続し「テロリスト」からシリアの街を救うとも指摘した。
チャブシオール外相はラブロフ外相と共にアレッポやその他の地域で戦闘停止が必要なことに合意したが、シリアのバッシャール・アサド大統領に対するトルコの立場は明らかであると述べた。
トルコのエルドアン大統領は、「暴君」アサドの統治を終わらせるためにトルコ軍がシリアに侵入したと強調した以前の自身の立場を覆した。そしてシリア北部において反体制派戦闘員を支援するためにトルコが行っている軍事作戦は「いかなる国または人々をも標的とせず、テロリスト組織のみを標的としている」と述べた。
11月24日、シリア北部ではトルコの支持を受けたシリア反体制派による軍事作戦の中で、空爆によりトルコ人兵士4人が死亡、9人が負傷した。
現地ではシリア政権がアレッポ東部にある最も人口数の高い地区を奪還するために、数百人の兵士を展開した。なお国連はアレッポ東部が「巨大な墓地」へと変容することを警戒した。また「シリア人権監視団」は爆撃が継続したことで視界不良となったため、アレッポ東部に対する砲撃が止んだと発表した。
(後略)
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( 翻訳者:鈴木愛理 )
( 記事ID:41689 )