■レバノン:4名をダーイシュへの加入で告発
【ベイルート:本紙】
昨日、レバノンの軍事裁判所の検察官サクル・サクルは、北部で数日前に逮捕された国内治安諸勢力の情報部に属する4名(うち2名はレバノン人、2名はシリア人)をダーイシュに加わった容疑で告訴した。治安細胞形成の準備と、治安勢力の拠点や公共建築物付近の屯所の爆破や自爆作戦が目的だったという。
治安維持のため軍部は予防措置の一環として手配犯と武器の捜索のためにベッカーにあるシリア人難民キャンプを強制捜査した。軍部は数十名を拘束し、違法バイクに加え軍事兵器、狩猟の武器、弾薬を押収した。そして犯罪やテロ行為への関与が認められない者を解放するという条件で、拘束者を軍部拠点の一つへ移送した。
ベッカー市長のバシール・マトリは、「強制捜査は、レバノン人とシリア人に対する一時的措置である」と述べ、レバノン大統領ミシェル・アウンに「この地区での軍事拠点の設置」を要請した。その理由として、「この地区はテロリスト潜伏員を擁する地域になるかもしれないからである」とし、「この市の治安状況は非常に良い」と述べた。
また指導部(指導局)の声明によれば軍部はベイルートのビウル・ハサン、ゴベイリー、ハ-レト・ハレイクでアリー・アッバース・ジャウファル、ヤリブ・アブドゥッラー・イーサー、ハサン・アリー・マシークを以前に兵器を使用したとして逮捕した。同様に、ダイル・アンマールで市民のヤヒヤー・イブラヒーム・ハムードを、2013年に爆発物を軍施設に投げたとして逮捕した。
さらに、寒波によって難民の苦難が増しており、彼らの状況は悲劇的な様相が濃厚である。一昨日夜、ハルバからアッカール平野にかけてあるシリア人難民キャンプでナイロンやボール紙でできた6つのテントで静電気火災が発生した。自警団が消火を行なったが、子供を含む多くの難民が軽い火傷を負い、彼らはコバイヤートのサイイダ・サラーム病院へ運ばれた。
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( 翻訳者:三根菜月 )
( 記事ID:41738 )