イスラエル:イスラエルは直接交渉を重視
2016年12月13日付 Al-Ahram 紙

■駐イスラエル・フランス新大使:パリ和平会議はパレスチナ問題が諸危機の中に埋もれるのを防ぐ狙い

【カイロ:MENA】

エレーヌ・ル・ガル〔Hélène Le Gal〕駐イスラエル・フランス新大使は、今月中に行われる予定のパレスチナ・イスラエル紛争に関する和平会議が、他の世界的な諸危機の中にこの問題が埋もれてしまうのを防ぐことを基本的な狙いとしていることを明らかにした。

加えて、『Times of Israel』紙が火曜日〔13日〕に掲載した発言によれば、同大使は以下のように述べた。「私たちの提案は新しいものではないが、私たちはこの問題が議論され続け、消えてなくならないことを狙っている。イスラエルは〔参加を〕拒否した〔が、〕この会議は、パレスチナ人との和平プロセスが破綻しないことの保証を目指したものだ。フランスは、安全保障理事会の常任理事国の一員として、世界各地にあるさまざまな紛争の解決策を提案する準備がある。」

同紙によれば、ル・ガル氏は昨日、大使着任を示す信任状を提出した後に、イスラエルのルーベン・リブリン大統領に同様の内容を伝えたという。

イスラエルは、直接交渉を重視し、すでにこの和平会議に参加しない旨を発表している。また、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は先週、フランスのフランソワ・オランド大統領が会議をとりやめた場合には、パレスチナのマフムード・アッバース大統領とパリで会談し、直接交渉を行うことを提案した。

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( 翻訳者:高橋 舜 )
( 記事ID:41752 )