イラク:モスル攻撃に警察も加わる
2016年12月12日付 al-Hayat 紙

■連邦警察はモスルの戦いに加わる用意がある

【バグダード:本紙】

イラク警察の広報官は、昨日、数千人の警察官がモスクでの戦いに加わる用意があることを明らかにした。これは、数週間前から「イスラーム国」からの反撃と直面している〔イラク〕軍を強化するためである。

すでに追加部隊が配備され、〔イスラーム国〕組織の拠点〔であるモスル〕に対する攻撃作戦は9週目に入った。軍の特別部隊はモスル市の4分の1を取り戻したが、その先の侵攻は相当困難なものになっている。

約4千人からなる連邦警察の諸部隊とその支持部隊はモスル市の南東部に移動した。そこは、軍の戦車部隊が先週これまでで最も深く進攻を進めた地域の周辺部にあたる。そこではテロリストが基地として用いていた病院を一時的に奪取したが、すぐにそこからの撤退を余儀なくされた。この病院はモスル市の中心部を流れるティグリス川から約1キロの地点にあり、爆弾を積んだ車両や迫撃砲、鉄砲による攻撃にさらされたからである。

連邦警察司令部の広報官ラーイド・シャーキル・ジャウダト中将は、「第5師団の3旅団は移動する準備ができているが、すぐに作戦を開始することはないだろう」と述べた。同中将は、これらの部隊がモスル市南東部から約15キロ離れたカラコーシュ周辺にいることを明らかにし、「彼らはモスル市の左岸地区を奪取する攻撃のために良好な準備状況にある」と述べた。

しかしジャウダト中将は付言して、これら諸部隊が〔モスル市〕東部の戦線に沿った別の場所で侵攻を待っているとも述べた。他方、テロ撲滅機関の部隊は、先週装甲車部隊が病院を目指して行った迅速な侵攻と反対に、通りをひとつずつ断続的に攻撃している。そうして「私たちは司令部から攻撃開始の命令を待っている」。

(後略)

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( 翻訳者:鈴木愛理 )
( 記事ID:41765 )