■「ブトゥルスィーヤ自爆犯」はシナイの「ダーイシュ」に加わっていた
【カイロ:アフマド・ムスタファー】
昨日カイロでブトゥルスィーヤ〔ペテロ〕教会の爆破事件犠牲者のための高官級公式葬儀が行われる最中、治安情報筋が『本紙』に明かしたところによれば、アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領が葬儀の中でその名を明かした爆破実行犯は、2年前にダーイシュ〔IS〕のエジプト支部である「シナイ州」一味に加わり、北シナイでのいくつかの武装作戦に参加し、「アブーダッジャーナ・キナーニー」の呼び名で知られていたという。
二聖都の守護者サルマーン・ブン・アブドゥルアズィーズ国王は、昨日、スィースィー大統領に電報で哀悼の意を表し、以下のように述べた。「私たちは、カイロのマルコスィーヤ大聖堂で起きた爆破テロとこれがもたらした死傷者の報を、深い悲しみとともに知りました。私たちは大統領閣下に、この卑劣なテロ行為に対する私たちの強い非難をお伝えします。サウジアラビア王国はエジプト・アラブ共和国と兄弟たるその人民を支持することを確認し、ナイルの平和と安定に挑戦しようとするすべての者に対抗します。」
加えて、同国王は以下のように述べた。「私たちは、閣下に、兄弟たるエジプト・アラブ共和国の人民に、そしてテロ犠牲者のご遺族に、サウジアラビア王国の人民と政府と私たちすべての名において、最も深い哀悼と心からの慰安の念をお送りいたします。私たちは至高にしてこの上なきアッラーに、負傷者たちに迅速な快復が与えられることを、そして、閣下とエジプト人民がすべての悪意と憎しみから守られることをお祈りします。」
(後略)
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( 翻訳者:滝瀬晏子 )
( 記事ID:41783 )