シリア:反体制派はアレッポ市東部からの戦闘員・家族の移送をめぐって内部対立する一方、アル=カーイダを軸とする統一組織「シリア・イスラーム委員会」を結成か
2016年12月19日付 その他 - Syria Arab Spring.info 紙
■アレッポ市東部、イドリブ県フーア市・カラフヤー町、ダマスカス郊外県ザバダーニー市・マダーヤー町からの戦闘員・負傷者・重篤患者・家族の移送に関するロシア、イラン、反体制派の合意内容(2016年12月18日)
クッルナー・シュラカー(12月18日付)などは、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の幹部筋の話として、アレッポ市東部、イドリブ県フーア市・カラフヤー町、ダマス ...
■ファトフ軍支配下のイドリブ県で包囲を受けるシリア政府支配地域(フーア市、カファルヤー町)から負傷者・重篤患者およびその家族を移送するため現地に向かっていたバスがシャーム・ファトフ戦線と思われる武装集団の焼き討ちに遭う(2016年12月18日)
イドリブ県では、『ハヤート』(12月19日付)、SANA(12月18日付)などによると、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の包囲を受けているフーア市、カファル ...
■アレッポ市東部で敗北したアレッポ・ファトフ軍作戦司令室所属組織はフーア市・カファルヤー町近郊でのバス焼き討ちを「革命に対する犯罪行為」と厳しく非難(2016年12月18日)
アレッポ市東部での戦闘に敗北したアレッポ・ファトフ軍作戦司令室所属組織(シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動、シャーム戦線など)を中心とする反体制武装集団は共同声明を出し、イドリブ県フーア市、カフ ...
■シリア・イスラーム評議会もフーア市・カファルヤー町近郊でのバス焼き討ちを「ハラーム」と厳しく非難(2016年12月18日)
シリア・イスラーム評議会は声明を出し、イドリブ県フーア市、カファルヤー町近郊で、負傷者・重篤患者とその家族を移送するために派遣されたシリア政府側の旅客バスを、シャーム・ファトフ戦線と思われる反体制武装集団が焼き討ちにした ...
■「タウヒード中隊のムジャーヒディーン」を名乗る無名の集団がフーア市・カファルヤー町近郊でのバス焼き討ちの犯行を認める声明を発表(2016年12月18日)
イドリブ県フーア市、カファルヤー町近郊で、負傷者・重篤患者とその家族を移送するために派遣されたシリア政府側の旅客バスを、シャーム・ファトフ戦線と思われる反体制武装集団が焼き討ちにした事件に関して、「タウヒード中隊のムジャ ...
■アレッポ市東部からの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去作業が3日ぶりに再開か(2016年12月18日)
アレッポ県では、SANA(12月18日付)によると、アレッポ市東部に留まっている反体制武装集団戦闘員とその家族をアレッポ県西部・イドリブ県方面に搬送するための旅客バス約100輌が、シリア赤新月社および赤十字国際委員会の監 ...
■クナイトラ県でシリア革命家戦線に所属するイスラームの剣旅団の司令官暗殺(2016年12月18日)
クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(12月18日付)によると、シリア革命家戦線に所属するイスラームの剣旅団の司令官が乗った車がイッシャ村で武装集団の襲撃を受け、乗っていた司令官が暗殺された。 ** ヒムス県では、A ...
■シリア軍はヒムス県東部タドムル市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年12月18日)
ヒムス県では、SANA(12月18日付)によると、シリア軍がタドムル市一帯(アブー・カッラ・ダム一帯など)でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。 シリア軍はまた、ダブール村、バーリダ村一帯などでダーイシュと交戦し ...
■アレッポ県、イドリブ県で活動するアル=カーイダ系組織を含むジハード主義武装集団と「穏健な反体制派」が、シャーム・ファトフ戦線指導者のジャウラーニー氏の指揮のもと「シリア・イスラーム委員会」として近く統合か(2016年12月18日)
アラビー21(12月17日付)は、複数の匿名消息筋の話として、アレッポ県、そしてイドリブ県で活動するアル=カーイダ系組織を含むジハード主義武装集団と「穏健な反体制派」と目される武装集団が、統一組織を結成することで合意した ...
■トルコ軍の支援を受けるハワール・キッリス作戦司令室がバーブ市郊外の1カ村をダーイシュから奪取(2016年12月18日)アレッポ県では、ARA News(12月18日付)によると、トルコ軍の支援を受けるハワール・キッリス作戦司令室がバーブ市郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、マクリー村およびその一帯の丘陵地帯を制圧した。
■ストルテンベルグNATO事務総長「シリアに部隊を派遣すればさらなる事態悪化をもたらす」(2016年12月18日)
NATOのヤンス・ストルテンベルグ事務総長はドイツ日刊紙の『ディ・ヴェルト日曜版』(12月18日付)に対して、シリアへの軍事介入は事態をさらに悪化させると改めて述べた。 ストルテンベルグ事務総長は「我々はシリアで恐るべき ...
( 翻訳者:シリア・アラブの春顛末期 )
( 記事ID:41789 )