パレスチナ:アッバース大統領「ベツレヘムはクリスマスを歓迎する。キリスト教徒のいない中東は想像できない。」
2016年12月24日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アッバース大統領:全方位をイスラエル入植地に取り囲まれているベツレヘムはクリスマスを歓迎する

【ラーマッラー:アナドル通信社】

マフムード・アッバース大統領は23日、全方位をイスラエル入植地に取り囲まれているイエス・キリストの生誕地ベツレヘムは希望と平和のメッセージでクリスマスを歓迎すると述べた。大統領はクリスマスに際して向けたメッセージの中で以下のように言及した。
「パレスチナから、ベツレヘム(西岸)から、降誕教会にある降誕の洞窟から、キリストの平安、希望、平和メッセージが世界中に発せられた。クリスマスはこの平安が何よりも必要な日である。」

さらにベツレヘムは「パレスチナにとってなくてはならない場所であり、他の土地と同様にイスラエルの入植地建設に苦しめられている。ベツレヘムは18の違法な入植地に囲まれており、人種分離の壁によってエルサレムから切り離されている」と指摘した。

大統領は続けて「キリスト教徒はパレスチナにおいて少数派ではない。彼らは解放への闘争を分かち合う我ら国民の一部である。キリスト教徒はこの土地にとっての機知である。我々は真のキリスト教徒のいない中東を想像できない。我々は何世紀も前からモスクと教会が共存してきたパレスチナのモザイク模様を保つことを誓っている」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:川口慈 )
( 記事ID:41822 )