マーザンダラーンで高病原性鳥インフルエンザの広がりが確認(2)
2016年12月15日付 Iran 紙
アフヴァーズの市場で売られている野鳥(http://www.iew.ir/1394/07/21/41207より)
こうした中、国の獣医学庁は新たな声明を次のように発表している。
高病原性鳥インフルエンザはこれまでのところ、
テヘラン州、
アルボルズ州、
東アゼルバイジャン州、
ケルマーンシャー州、
ゴム州、
マルキャズィー州、およびマーザンダラーン州の全国7州にある野鳥の生息地や村落、養鶏場で保健所によって特定・確認されている。それを受け、殺処分、汚染地域の洗浄・消毒、および検疫の実施などの対策が可及的速やかに実行されている。冬期の到来とともに、渡り鳥によるかなりの規模の汚染が中東地域やヨーロッパに及んでおり、養鶏場であるか村落での小規模な飼育であるかにかかわらず、鳥の飼われている地域や、野生の渡り鳥がいる地域では、全国すべての州で病気が発生する可能性がある。
他方、イラン紙記者が
アフヴァーズのキヤーン市場から伝えるところでは、イランのその他の州にも病気が伝染・蔓延する可能性があると獣医学庁から警告が出されているにもかかわらず、これまでと同様、昨日も
シャーデガーン湿原や
フーロルアズィーム湿原で違法に捕獲された約500羽の野生の渡り鳥が、フーゼスターン州環境保護局の事務所の間近にあるアフヴァーズ・キヤーン市場で、当局の邪魔が入ることなく堂々と販売されているとのことである。
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( 翻訳者:RNTR )
( 記事ID:41838 )