■レバノンは治安機関の全面警戒により平和な大晦日を過ごす
【ベイルート: 本紙】
レバノンでは多くの階層の人々が、財政危機や困難な経済状況に困窮しているものの、人々は新年の到来の喜びと祝福を愛でた。様々な地域で、華々しく平穏な雰囲気のなか新年が迎えられた。この日、レバノン軍及び国内治安当局は、治安強化措置を実施した。大晦日の雰囲気をかき乱すような治安上の事件は一切記録されなかった。また交通事故などで、初めて死者が発生しなかった。多くの家族や若い男女が、レストランやカフェ、ナイトクラブなどで一年の最後を夜通し過ごした。一方、大半の人々は、家でお笑い番組や占い・予言番組、人物の特集といったテレビ番組を夜通し観るのを好んだ。しかし青天の霹靂のごとく、レバノン人12名の負傷を招いたイスタンブールテロ攻撃の報道が舞い込み、祝福ムードは不完全に終わった。
レバノンの人々は、平和に大晦日に過ごしたが、朝方、歌声や音楽、爆竹や花火によって遮られた。複数の居住区域で、無暗な銃の発砲による軽度の犯罪が記録された。国家保安局職員のムハンマド・ザフラーン伍長、民間人のアフマド・ミスリー、セルジオ・ザギーブ、パレスチナ人のハダラ・ハムードがバールベックの北部の各地域で、流れ弾によって負傷した。
軍指導部(指導総局)はイベントでの花火使用の注意を呼びかけ、「発砲者を追跡するために情報収集と捜査を実施し、司法に引き渡す」と強調した。
(後略)
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( 翻訳者:江部 七子 )
( 記事ID:41878 )