BMVやメルセデスの高級車タクシーへどうぞ!―マラティヤ
2017年01月03日付 Hurriyet 紙


業務用車の特別消費税免除を受け、マラティヤの多くのタクシー業者は、高級車を購入した。高級車でタクシー業を営むヒクメトさんは、「3万トルコリラを父親が息子にやるということはないが、エルドアン大統領は我々にお与えになった」と言った。

政府が業務用車の買い換えに際し税金上の優遇のため実施した特別消費税免除が10月13日より適用された。適用後、タクシー乗り場には高級車が目立ち始めた。人々の夢を彩る高級メーカー車は「T」のナンバープレートをつけ、タクシー業者はこの消費税免除にご満悦だ。

タクシー運転手のヒクメトさんは、特別消費税免除の件でトルコ政府と大統領に感謝し、「この車は3万トルコリラ(1トルコリラは約32円)安く買った。3万トルコリラを父親が息子にやるということはないが、エルドアン大統領は我々にお与えになった。3万トルコリラを私に下さった。仲間に5万5千トルコリラをお与えになった。いや、 お恵みになった。なかには自分の懐にしまった者もいたようだが、しかしありがたいことに大統領は我々にお恵みになった。」

「ちょっと前にエラズーに行って帰ってきた。立派な道路を通ってね。僕の新車で5分で行って帰ってきた。もう一度感謝するよ。あの方はこの好機を我々に与えてくださった、力を授かりますように。これからだってもっとよくなっていく。何故BMWやメルセデスやアウディをタクシーに使ったんだと言う人もいる。しかしこの乗り物は我々にも、人びとにもお似合いなのだ。キプロスでは今までタクシーはメルセデスだった。トルコで我々は古い国産シャーヒン車をタクシーに利用していた。しかし今では高級車をタクシーにしている」と話した。

■「客は信じない」

20年間タクシーの運転手をしているメフメト・オゼルさんも、特別消費税カットによる恩恵でメルセデス車を購入したと述べ、「今は中古車の価格で新車を買っている。この車の通常価格は13〜14万トルコリラくらいだ。つまり今はこの中古車を手に入れたようなものだ。もちろんマラティヤの人々により良く、より質の良いサービスをするためにこのような冒険に出たのだ。これは政府が我々のために行った、素晴らしいセールだ」と言った。

■「乗ることだけが目的で来る客も」

オゼルさんは、高級車に乗った乗客はとても驚くと言い、「客は最初は信じない。ナンバープレートを見た後でドアを開け、『ねぇ乗ろうか?やめとこうか?』と言い合っている。もちろん好奇心から、タクシーに用事もないのに、乗ることだけが目的で来る客もいる」と語った。

特別消費税免除の恩恵でBMW車を購入した、タクシー業を営むエムラー・ムムジュさんも、特別消費税免除はタクシー業に追い風となっていると言い、「より良いサービスを提供するために高級車を購入しました。車は通常価格より6万トルコリラ安く買いました」と話した。

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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:41889 )