国会議員ら、13歳以下の少女婚に関する法律の見直しに着手—本紙がリポート(1)
2016年12月16日付 Iran 紙
ゾルガドル議員
【イラン紙4面:ザフラー・ケシュヴァリー】国会の文化委員会の委員らは、法律を改正して未婚女性の婚姻年齢を引き上げることに対する一部のマルジャエ・タグリード(シーア派の宗教最高権威)らの同意を取りつけることに成功した。
イラン国会のファーテメ・ゾルガドル議員が本紙に述べたように、国内には離婚ないし死別によって配偶者と別れた子どもが2千人もいるとのリポートが伝えられたことを受け、アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーはこうした婚姻〔=児童婚〕は無効であるとのホクム(イスラーム法上の判断)を表明したのである。
ゾルガドル氏と、同じく文化委員を務めるテイイェベ・スィヤーヴォシー氏はともに、低年齢での結婚に対し精神的および肉体的に成熟しているかどうかを判断するための、関係各機関の代表者らからなる委員会を設立すべきだと強調している。
ゾルガドル氏が指摘するように、国会議員らは今、父親の許可および年齢条件のみを〔児童婚の必要条件として〕規定することのないよう、結婚年齢に関する民法第1041条の改正に向けて、ウラマーらの同意を取りつけようと奮闘しているところである。民法第1041条には次のようにある。
太陽暦で満13歳未満の少女、および太陽暦で満15歳以下の少年の結婚契約締結は、管轄の裁判所の判断によって公益にかなうことを条件に、親の許可次第とする。
こうした中、全国姉妹バスィージ〔※女性向けの民兵動員組織〕の会長は、こうした試みは神への反逆だとした上で、「西洋では父権主義の復活を掲げる運動が生じているというのに、〔イランではその逆に〕結婚の必要条件から父親の許可を取り除こうとする動きが一部にある」と批判している。
つづく
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( 翻訳者:MY )
( 記事ID:41908 )