トルコ貨物機、キルギスで墜落
2017年01月17日付 Milliyet 紙


ACT航空が所有するトルコの貨物航空機が、キルギスの首都ビシュケクで着陸に失敗し、居住区に墜落した。4名の乗務員と、飛行機が墜落した地域に住む住人を合わせて37人が死亡した。

ACT航空が所有するボーイング748-400Fジャンボジェットの貨物機が15日(日)夜、キルギスの首都ビシュケクへの着陸時に墜落した。4名の乗務員が搭乗していたとするキルギス関係者の発表によると、事故現場付近の建物に住んでいた人々を含めて合計37人の命が失われた。負傷者も多数おり、うち4名が重傷である。キルギスでは、1日の国喪が宣言された。

■「ブラックボックスを発見した」

イスタンブルのアタテュルク空港から離陸した貨物機は、カザフスタンのアスタナを経由して香港へ向けて飛行した。貨物機は香港でイブラヒム・ギュルジャン・ディランジ機長およびキャーズム・オンデュル副機長、メリフ・アスラン貨物積載担当、イフサン・コジャ技師に引き渡された。貨物を載せた飛行機は、現地時間で日曜日から月曜日に日付が変わった夜中1時10分、香港からビシュケクへ向けて離陸した。飛行機がトルコ時間の明け方4時45分にビシュケク空港で着陸態勢に入った際、レーダーの接続が切れた。捜索救出チームが現場へ送られ、飛行機が周辺の村の民家へ墜落したことがわかった。

キルギスのムハンメドカリ・アブルガズィエフ副大統領は、「墜落現場のほぼ全域で調査を行った。唯一、機体の一部である大きな部品には触れていない。飛行機のブラックボックスを発見した」と述べた。キルギスの航空機構の情報によると、パイロットたちから緊急事態に関する情報は一切来なかったが、着陸時にビシュケク空港では見通しが悪く、周辺地域には濃い霧が立ち込めていたことがわかっている。気象情報によると、雲が高度約33メートルまで下りてきており、見通しは150メートルしかなかった。
(後略)

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( 翻訳者:今城尚彦 )
( 記事ID:41978 )