■スルタン皇太子基金は個人的かつ経済的な女性の「権利」のためのワークショップを提供
【ダンマーム:本紙】
「スルターン・ビン・アブドゥルアジーズ皇太子・女性の発展のための基金」は、サウジアラビア人権機構と協賛し、「女性の私的かつ経済的な権利」というワークショップを企画した。これは法学研究者で同基金の女性部長ナワール・ブールディー氏が提案した。
ワークショップは自由参加で、百人を超える多くの女性が訪れた。開催中、サウジ裁判所における結婚の問題や、制度とシャリーアにおける女性の権利の理解、サウジアラビアの制度における女性に関する条項、イスラームにおける女性の責任や権利といった問題が提起された。
同基金CEOのハサン・ジャーシル氏は、「イスラームが女性に科した権利と役割についての話すからといって、それは決して広い意味での発展や進歩について語らない訳ではない。つまり女性の問題は、文化、科学、実生活における本当の問題とされるために、今日、力強く提示されている。それは、女性の権利を認めることや女性のニーズに応えることは不可欠となり、成長目標を達成する起爆剤になったほどだ」と述べた。
一方、同基金の副CEOのハナー・ザヒール氏は「慈悲深きシャリーアの取り入れられたサウジの法律は、サウジの女性の権利を護る制度を備えている。しかしながら、意識の低さが、自分たちの権利について女性を無知にさせている」と強調した。また同氏は「女性は法律に関心を向けなければ、不正に直面するだろう。ゆえに私たちは、これらの概念を改革する必要がある。そこにあって、女性の発展に関わる機関や団体は、女性の参加と参加の実質的な促進を可能にさせるようなやり方で社会を発展させていく役割を担っている」と述べた。
なお、今回のワークショップには、様々な法律に関する女性からの問い合わせに対する回答が含まれていた。参加者からの要望により、継続的かつ専門的なワークショップが改めて開催される予定だ。
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( 翻訳者:滝瀬晏子 )
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