「水のない平原」―イーラーム州の地下水位が急激に低下(2)
2016年12月20日付 Mardomsalari 紙
同氏はさらに、次のように付け加えた。
イーラーム州には認可された井戸が1916ヵ所、存在し、毎年2億9千万立方メートル以上の地下水がくみ上げられている。このうち、2500万立方メートルは飲み水として、1000万立方メートルは工業用水として、2億3100万立方メートルは農業用水として、合法的にくみ上げられている。
ヤールモハンマディー氏はその上で、「これに加えて、2000万立方メートルの水が認可された農業用井戸から追加でくみ上げられており、さらに300万立方メートルが無許可の井戸からくみ上げられている」と言明した。
同氏はさらに、「毎年の取水、地下水への涵養量の不足、〔‥‥〕そして州内、特に重要な平原地帯で起きているここ数年の渇水により、
帯水層にある水位が急激に低下している。中でも、
メフラーン平原では1年で平均80センチメートル、
ムースィヤーン平原では1年で平均約50センチ低下した」と述べた。
同氏はまた、「農業用井戸からくみ上げられ、利用される水の量が増加しており、技術的・現実的な対策を講じることで、こうした平原での地下水位の低下を防ぐ必要がある。そうすることで、水位の低下によって生じる地盤沈下や塩水化〔‥‥〕などの現象を予防することができるのだ」と語った。
〔‥‥〕
この記事の冒頭に戻る
( 翻訳者:HYS )
( 記事ID:41996 )