シリア:アレッポでの警察官たちの叫び
2017年01月24日付 al-Hayat 紙
スローガンを唱和する警察官たち
スローガンを唱和する警察官たち

■アレッポでの警察官たちの叫び

【ロンドン:本紙】

シリア人活動家と複数のウェブサイトは、トルコ国境に接するシリアのジャラーブルス市近郊にある反体制派勢力所管のキャンプにいる警察官達のビデオテープを放送した。ビデオでは、訓練官と警察官がレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領に言及し「トルコよ永遠に…エルドアンよ永遠に」と叫んでいる。

トルコ軍の支援を受ける「ユーフラテスの盾」の諸勢力は、アレッポとトルコ国境の間にある地域からダーイシュを追放する作戦を8月24日に開始した。その結果、ジャラーブルス市を制圧し、アレッポ近郊のバーブ市に進行した

映像では、暗い紺色で統一された制服を着て整列している警察官メンバーの前に将校が立ち、スローガンを反復する瞬間が映っている。将校は拡声器を使って「トルコよ永遠に…エルドアンよ永遠に」、「自由で誇り高きシリアよ」と叫んでおり、こうした喝采が何度も繰り返されている。

シリアの反体制派のウェブサイト「我々はみな仲間だ」が伝えたところによれば、「神よ…神の名において…神は偉大なり」と叫ぶ反体制派勢力に属する警察隊員数十名が訓練にいたという。このスローガンは、去る7月中旬、トルコにおけるクーデター企てを妨害する際に使われた。さらにこれは、クーデターの画策者に対する勝利のスローガンとして、民間人や軍人により国中で叫ばれた。

複数の報告によると、訓練キャンプは、トルコ国軍の指揮の下で450人のシリア人を擁している。シリア北部のユーフラテスの盾地帯で彼らが配備される予定であり、そこでトルコは5000平方キロメートルの安全地帯の設置を計画している。また、この地帯で警官5000人の配備が予想されている

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:高橋宗平 )
( 記事ID:42031 )