イスラエル:ネタニヤフ首相がアメリカ新政権を刺激しないと発表
2017年01月24日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ネタニヤフ首相がイスラエルはアメリカ政府を刺激しない誓いを訴える
【ナザレ・本紙:ワディーウ・アワーウダ】
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は23日、2009年にバル=イラン大学で行ったスピーチで述べた「イスラエルに加え、パレスチナ国家の創設を支持する」との自身の主張が虚偽であったと改めて明らかにした。加えて首相は昨日、リクード党内の閣僚会議において、「パレスチナ国家を建設するに十分な準備が出来ていない」と述べ、さらに「パレスチナに与えられるのは、あらゆる権限を持つ国家ではない」と述べ、こうした自身の立場を認めた。
ネタニヤフ首相は昨夜、2月のワシントン訪問に同首相を招待したドナルド・トランプ新アメリカ大統領と電話会談を行った。訪問の日程は今後決まる予定だ。
ネタニヤフ首相は、「現時点でアメリカ政府に対し想定外の行動を取ったり、メッセージを伝達するのは正しくない。責任と慎重の伴う外交を行わなければならない」と述べた
『イスラエル・ラジオ』によると、今回の声明は、東エルサレムのマアレ・アドゥンミームのユダヤ人入植地におけるイスラエルの主権拡大を要求する右派からの批判に対するコメントとして、23日のリクードブロックの会議の冒頭で示された。これに加えて、首相は現時点ではワシントンとエルサレム間の協力関係を強化する外交支援を推し進めなくてはならないと表明した。
(後略)
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( 翻訳者:川口慈 )
( 記事ID:42033 )