クウェート:7人が絞首刑
2017年01月26日付 al-Hayat 紙

■クウェートで7人が絞首刑

【クウェート:本紙、AFP、ロイター、AP】

クウェート当局は昨日、4年振りに死刑を実施し、絞首刑で7名を処罰した。そのうち1人は支配家族の者で、3人の女性のうち1人は クウェートのナスラ・アンズィーである。この女性は彼女の夫と第2夫人のバダーフィウ・ギーラの結婚式の際に、披露宴会場(テント)を放火し、数十名が死亡した事件を起こした人物だ。また、2010年の離婚を理由に自分の姉妹の子供を殺害したディーン・シャイク・ファイサル・アブドゥッラー・ジャッバール・サバーフもいる。

死刑囚の家族や大使館と領事館の代表者が、刑務所を訪問し、死刑執行前に7人と面会したと伝えられている。7名の中には、殺人罪で有罪判決を受けたエジプト人2名、エチオピア人1名、フィリピン人1名、また拉致罪で有罪判決を受けたベンガル人国籍の人物がいた。

死刑囚の一人アンズィーは2009年8月15日、ジャハラー県の部族地域で行われた自分の夫と第2夫人の結婚式の際に、来賓客(女性)用のテントを放火した。

当時の調査によると、アンズィー氏は、新郎側の女性列席者用のテントにベンジンを撒いた後、火を放ったと伝えている。テントが崩れ、参列者はこどもたちを連れて外に出ることができなかったという。事件発生当初、民間の警備会社職員(男性)は、結婚式に出席した男性が反対したため、火災現場に立ち入ることを禁止された。一方、「不実な夫」、そして結婚式を挙げることが出来なった新しい花嫁は生き延びたようだ。

(後略)

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( 翻訳者:中山玲 )
( 記事ID:42048 )