やめよう、ぼったくり—ぼったくりがイランのイメージに与える悪影響を考える(1)
2016年12月20日付 Iran 紙
【イラン紙9面:マルヤム・ターレシー】外国人観光客がイランで注文した、もっとも値の張る食事の写真が波紋を呼んでいる。
事の次第は、次のとおりだ。カプチーノ1杯とサンドイッチ1つ、1切れのケーキと小皿のゼリーを写した写真がネット上に公開された。そしてその下には、次のように書かれていたのだ。
私たちがイランで注文した一番高い食事、シーラーズ国際空港にて。カプチーノを注文したのに、頼んでいなかったケーキとゼリーもやってきた。カプチーノ2杯、ハンバーガー2個、ホットドッグ1つで、締めて270万リヤール〔※日本円で約9000円〕なり。
どのように勘定しても、観光客らが注文した品の値段は、たとえ彼らが注文しなかったケーキとゼリーの代金を含めたとしても、これよりはるかに安くなるはずだ。結果、ぼったくりをした売店には〔当局の〕取り締まりが行われ、重い罰金が科されることと相成った。また、失われた名誉を取り戻すためか、シーラーズ空港にあるその他のさまざまな売店にも罰金が科された。
しかし、外国人観光客がイランでぼったくりに遭うのは、これで初めてだろうか!?果たしてネットは、この種の行為に出くわす新たな可能性を提供しているのではないだろうか?
近年、いかなる不法行為も世間の目から逃れることはできなくなってしまった。フェイスブックにインスタグラム、ツイッターなどは、〔不法行為などを〕暴露するための新たな手段となっている—そして今回、その犠牲となったのがシーラーズ空港のぼったくり店だった、というわけだ。しかし、空港といえば国の体面がかかった場所。黙って見逃すわけにはいくまい。
つづく
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( 翻訳者:SGN )
( 記事ID:42084 )