MHP反主流派、国民投票「ノー」キャンペーン
2017年02月01日付 Cumhuriyet 紙
民族主義者行動党(MHP)党首に立候補した後、党から追放されたメラル・アクシェナル、ウミト・オズダー、コライ・アイドゥン、スィナン・オアンは、国民投票のプロセスで、「ノー」キャンペーンを推進する目的をもって集まった。このグループは、2月18日、アンカラで「トルコ民族主義者たちはノーと言っている」 をスローガンに掲げ、最初の集会を行うことを決定し、議会の憲法改正法案投票で「反対」に投票を入れたMHPの議員も参加することが明らかになった。
MHPの臨時党大会の際に党首に立候補し、その後党から追放されたメラル・アクシェナル、ウミト・オズダー、コライ・アイドゥン、スィナン・オアンは、憲法改正の提案に関する国民投票のプロセスで「ノー」キャンペーンを推進するため、一堂に会した。「民族主義者戦線」を作り、「トルコ民族主義者はノーと言っている組織委員会」を立ち上げた反主流派は、2月18日、アンカラで元MHPの国会議員と元灰色の狼(組織)も参加する、大規模な集会を実施する。
MHP本部の「イエス」キャンペーンに対抗する反主流派前線も一堂に集まり、「トルコ民族主義者はノーと言っている組織委員会」を立ち上げた。この動きの中で、数ヶ月を経てメラル・アクシェナル、コライ・アイドゥン、スィナン・オアン、ウミト・オズダーが集まった。委員会にその後、議会本会議の投票でも憲法改正法案に「反対」と投票したMHPのイスマイル・オク、ヌリ・オクタン、アティラ・カヤ、ユスト・ハラチオールも参加することが明らかになったが、委員会からはまず2月18日にアンカラで大きな集会を行うという決定が出た。
■2月18日の集会
最初の会合で委員会は決定を以下のように伝えた。
「2017年1月30日、トルコを独裁体制に向かわすことになる大統領制への移行のため実施される憲法改正を検討し、今後進める「ノー」キャンペーンの詳細を話し合うため、我々は一堂に集まり、以下の決定を下したことを、トルコ国民に謹んでお伝えする。
4人の党首立候補者は、MHPの議会での国民投票に「ノー」といった第26期の国会議員、過去にトルコ大国民議会で我が政党で国会議員を務めた人びと、理想主義運動の長老ら重鎮らとともに行った検討会合でトルコ国民の運命を定めるプロセスに関する重大な決定をおこなった。国民投票日までの時期に「ノー」キャンペーンを効率的に進めるため様々な分野で活動を行うことは、我が国の将来という点で極めて重要な役割を担うことになる。
この一環でまず、2017年2月18日にアンカラで、MHPで過去また現在政治を動かす重要な人々も参加する「トルコ民族主義者はノーと言っている」をスローガンに掲げた、大規模な集会を計画・実行する「ノー」キャンペーンのために、最初の一歩を踏み出すことを決定した。これに加えて意見交換をする目的で国民投票について「ノー」キャンペーンを行おうと考える中央右派として政治に携わる我が政党をも訪問しようと計画している。」
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( 翻訳者:内山千尋 )
( 記事ID:42091 )