■サドル支持者がグリーン・ゾーン前での座り込みを呼びかける
【バグダッド:ジャウダト・カーズィム】
サドル潮流は昨日、バグダードにおいてデモ行動を組織し、最高選挙委員会の解任を要求し、〔さもなければ〕百万人デモと座り込みの再開を行うと脅しをかけた。数千人が、抗議活動を統括する中央委員会の呼びかけに応じて、グリーン・ゾーンの主要な入口の一つに近い自由広場に集合した。彼らは政府に選管委員会の変更を要求した。他方、イラク国民議会の事務局は、座り込みの人々による襲撃を恐れて、座り込みをやめるよう訴えた。
抗議活動中央委員会のメンバーであるハサン・カアビーは、本紙に次のように語った。「選管委員会の変更は民衆の要求だ。われわれは政府と関係諸機関にこの要求の実行を呼びかける。というのも、国家の諸部に横行する腐敗の原因は、選管委員会が担っているからだ。」同氏は加えて述べた。「同委員会の一部メンバーは、腐敗しているか、または多くの〔政党〕ブロックの支持者・所属者であり、彼らは様々な手段で選挙結果を改竄してイラク人に悲劇と苦難を引き起こした元凶である。」さらに同氏は述べた。「サドル潮流の抗議活動委員会は、その大群衆に向けて、グリーン・ゾーンの門の前で大規模なデモを行うことを呼びかけた。それは、国内に横行する不正を主な理由とする選管委員会の変更を要求するためである。」
同氏は続けて述べた。「デモに参加するのは、様々な党派からなるバグダードの市民のみだ。それは、特定の構成員に制限されることなく、リベラル・ブロックやサドル潮流とも関係はない。」そしてこう述べた。「われわれは今日〔昨日〕デモを行った。もし政府がわれわれの要求を拒むなら、他にも平和的な抗議活動のプログラムを実行するだろう。というのも、影響力のある諸政党が、自らの選挙での勝利を守るために選管委員会の変更を阻止しようと様々なルートから政府に圧力をかけているからだ。」
(後略)
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( 翻訳者:今竹良希 )
( 記事ID:42135 )