PKKは国民投票に「イエス」?―CHP国会議員主張
2017年02月26日付 Cumhuriyet 紙


CHP (共和人民党)のギュルセル・エロル議員(トゥンジェリ県選出)は、国内の反民主主集団、「深層国家」は、過去にオスロでそうだったように、今日もPKKと極秘会合を行っており、PKKも国民投票に「賛成」の票を投じることが予想されると述べた。

党のトゥンジェリ県支部ビルで記者会見を行ったギュルセル・エロル議員は、「9月12日憲法ができたとき、選挙で最も「反対」票が多かったのはトゥンジェリ県だった。その前の憲法改正時の国民投票でもトゥンジェリでは「反対」票の割合が最も高かった。2017年4月16日に行われる憲法改正の国民投票でも、トゥンジェリからは国内最高の割合で「反対」票が出るだろう」と述べた。また同議員は、テロ組織PKKの国民投票に対する姿勢について次のような見方を示した。

「我々は過去から次のようなことを知っている。選挙時期においてPKKテロ組織は、常に選挙結果や選挙の動向を左右してきた。この存在感について世間で議論されているが、目下いかなる反響もない。私は以前テレビ番組でもこれについて話した。世間では、過去にオスロでそうだったように、PKKとの極秘会合が今日も行われていること、PKKが「深層国家」と合意したこと、国民投票では賛成票を投じるとし、これによりHDPと袂を分かったことがささやかれている。
HDP内部では特にセラハッティン・デミルタシュ党首の側近らが「ノー」を唱え、選挙キャンペーンでは国民投票で反対票を投じるべきだと主張しており、このために、デミルタシュ党首や彼に近い意見をもつ国会議員らが粛清されたという噂もある。 」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:42205 )