■イラク軍がモスル中心部で「ダーイシュ」を圧迫
【バグダード:本紙】
モスル右岸のおよそ80%がイラク軍の支配下に置かれた。イラク軍は昨日、庁舎や県の中心部からそれ程遠くないところにある、「ダワーサ」地区を含む旧市街(スラム街)の解放のために進軍した。ダワーサ地区にはヌーリ・モスクがある。そのモスクの説教壇で、「ダーイシュ」の指導者アブー・バクル・バグダーディーが「カリフ制」を宣言した。近いうちに都市中心部の奪還が発表されると予想されるが、多くの難民が流出しており、また国連と同機関の避難民支援態勢の真摯さは公式な批判を受けている状況である。
イラク軍は戦闘が展開されるモスル旧市街への前進を続けた。目撃者の証言によると、イラク軍は街区から街区へと進んでいるという。アブドゥル・アミール・ムハンマダーウィー司令官は「庁舎、つまりニナワ県議会とそれに付随する建物は明日(今日)制圧されるだろう」と述べ、「緊急対応部隊はこの目標の達成に極めて近いところにいる」と強調した。
また同司令官は、「War Media Cell」が発行した「待っていろニナワ 作戦」の司令官アブドゥル・アミール・ラシード・ヤールッラー中将に関する声明の言として、「連邦警察と緊急対応部隊はダンダーン地区とダワーサ地区に突入し、未だ前進を続けている」と述べた。また同司令官は、別の声明で「対テロ部隊はスムード地区とタル・ラマーン地区に侵攻している」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:今竹良希 )
( 記事ID:42252 )