交通海事通信省のアフメト・アルスラン大臣は、東部アナトリアと東黒海を鉄道で一つにつなぐとし、「カルスから西へ向かう列車の荷は黒海に向かっていく必要がある。それゆえに、クルッカレ、チョルム、サムスンに、エルジンジャンからトラブゾンへとつなぐのだ」と述べた。
アルスラン大臣は、街にあるホテルで面会したNGO代表にした話の中で、公正発展党政権の時代にカルスとこの国で行われた事業を説明した。
同大臣は、公正発展党政権の時代に、この国が得たもの、得続けているものを口にし、イスタンブルをはじめとするトルコの多くの地域で交通の点で非常に大きなプロジェクトを行ってきたと述べた。
これら事業をカルスの人々も目撃してきたとし、言葉を次のように続けた。
「我が国トルコを、高速鉄道で知らしめた。すでにトルコは、ヨーロッパで6番目、世界で8番目に高速鉄道を所持している国だ。しかし、アンカラ、コンヤ、エスキシェヒル、イスタンブル、コジャエリが繋がったことだけで満足してはいない。すべての私たちの取りくみと目標は次の通りだ。高速鉄道を国全体に広めるこ と、つまり、イスタンブルの後、カプクレからヨーロッパにつなぐこと、アンカラからカルス方面につないでいくことだ。スィワスの建設を続け、エルジンジャンの 入札は続いている。すぐに、次いでエルズルム、カルスに高速鉄道を導入しようと取り組んでいる。」
アルスラン大臣は、高速鉄道で国のあらゆる場所をつなぐことを目標にしていると述べた。
■バクー、ティフリス(トビリシ)、カルス間をつなぐ鉄道が、六月に開通
アルスラン大臣は、カルスから西に向かっていく鉄道の荷が黒海にも向かう必要があると指摘し、以下のことを語った。
「カルスから西に向かう鉄道の荷が黒海にも向かう必要がある。このため、クルッカレ、チョルム、サムスンへ、エルジンジャンからトラブゾンへとつなぐのだ。エルジンジャンから、スィワスから南へ、つまり、エラズー、マラティヤ、ディヤルバクル、マルディンにも鉄道網を敷くのだ。これらは互いに補完し合う。これらは私たち、そしてトルコにとっても非常に重要であり、このプロジェクトの最も大切な線の一つは、ロンドンから出発する電車が北京に到達することを可能にするバ クー・ティフリス・カルス(BTK)鉄道プロジェクトである。このプロジェクトは、私たちの地域、そしてカルスにとって非常に重要だ。6月には開通予定だ。
■第3空港
アルスラン大臣は、トルコで空港の数は25から55に増加したが、ただこれだけで満足していないと述べ、以下のように説明した。
「イスタンブルで建設中の第3の空港は、世界で最も大規模なものになる。すべてのプロジェクトの根幹ともいえるこの空港は、年間に2億人もの利用者を迎え入れる。使用面積は7650万平方メートルである。マルタという国があるが、その国の何百倍もの大きさだ。これらでは満足していない。トルコはさらに前に進む必要がある。我が国は、さらに発展していく必要がある。そのためにも、大規模なプロジェクトを行っているのだ。」
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( 翻訳者:庄原茉美 )
( 記事ID:42384 )