バフチェリMHP党首、クルド問題「州制度」議論に終止符
2017年04月15日付 Milliyet 紙


MHPのデヴレト・バフチェリ党首は、大統領と首相の「州制度はない」という発表に関し、「これで十分だ。この発表ののち、もしこの議論を続けるなら、それは、CHPや「ノー」キャンペーン派がやることだ」と述べた。

MHPのデヴレト・バフチェリ党首が、ハベルチュルクとShow TVによる共同放送にて以下のように目下の問題についてコメントし、質問に回答した。

州制度議論に関するレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領とビナリ・ユルドゥルム首相の会見について言及し、「あの説明は十分だったと思いますか?」と尋ねられたバフチェリ党首は、「もう十分だ。もう十分だ。あの会見の後も議論を続けるのはCHP(共和人民党)と「NO」主張陣営の人々だ。実際、彼らはそうしている。朝までソーシャルメディアを騒がせたしいと聞いている」と考えを述べた。

エルドアン大統領は各オープニングイベントに参加し、トルコ国内を回って自身の考えを説明し、ユルドゥルム首相もたいへんなパフォーマンスで様々なプログラムに参加し、憲法改正内容である18条項の精神を説明するべく努力していると語るバフチェリ党首はこれらを見守っていると述べた。

■「熱した鉄に水をかけて強くするようなもの」

バフチェリ党首は自分たちが行った(州制度議論への)批判にも首相や大統領は答えようとしていてとし、次のように続けた。

「ここで、とある政党党首と総理大臣がいたとする。彼らと同じ政党から立候補し社会に認められ選出された大統領が州制度について口にせず、それを一人の顧問が述べたとしたら、そしてその顧問も、大統領の顧問であれば、そのとき頭に2つの疑問が浮かぶ。一つ目は、大統領はそれについて知っていたのかということだ。「私の口からは伝えられないから君が言え」というような議論を始めさせたいのか?
 あるいは、その顧問な何か別の目的のために、勝手なことをしているのか?もしそうなら、つまりサボタージュならば「私はこの顧問を、自分だったとしたら、首にして解雇する」といったのだ。解雇するかしないかはエルドアン大統領のみの問題だ。とはいえ現実はこれだ。トルコのここまで微妙な問題、それも国民投票まで2日間というときに分断構造の件で、慎重さが求められるときに・・・。一部の新聞では、他政党の党首がMHPを悪者扱いしている。Twitter等で人々の頭を混乱させる行為を行うのなら、私はこう断言する。「YES」それは熱した鉄に水をかけて強くするようなものだ、と」

この種の企みは敗れる。また「YES」を最も端的に体現し、大統領政治システムがトルコで適用されることになる。昨日から今までの進展に照らして、このように述べたい。彼らはこんなことをして、Twitterなどであれこれ、ソーシャルメディアでどうこうしながら、MHP支持者は単純でアホだと考えているのだろうか?自分の考えを一つも持たないと考えているのか?背後にいるプレイヤーは誰でこのツイートを誰が行ったか、CHPのどの議員が誰に電話したとか、誰と話したとか。これらを我々が知らないとでも考えているのだろうか?私は、確信をもっていおう。「YES」(支持)は、熱した鉄に冷水をかけて強くしていくようなものだ。日曜日にはっきりする。」

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:42492 )