エジプト:スィースィー大統領はマティス米国防大臣と会談
2017年04月21日付 al-Hayat 紙

■エジプト:スィースィーはマティスにテロ支援国家に対する「確固としたメッセージ」を要求

【カイロ:アフマド・ムスタファー】

アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、昨日行われたアメリカのジェームズ・マティス国防長官との会談に乗じ、テロ支援国家に対して「確固としたメッセージ」を向けるよう同氏に呼びかけた。なお国名は伏せられた。同大統領は、深刻な危機を解決し、テロ組織との戦いに貢献するために、域内にアメリカが再度関与することを期待したのだ。

同大統領は、名指しを避けながらも、エジプト国内のテロ組織に資金提供や支援を行う諸国を非難し、それら諸国への制裁を国際社会に要求した。先週の始めに、アレクサンドリアとタンタの二つの教会で発生した爆発を受けての発言だ。

マティス国防長官は昨日の朝、リヤドからカイロに到着した。空港ではスィドゥキー・ソブヒー国防大臣が彼を迎えた。その後、両名は大統領宮殿に向かい、そこでマティス国防長官とスィースィー大統領が会談を開いた。アメリカからはディナ・パウエル国家安全保障代理戦略担当上級顧問に加え、スティーブン・ビークロフト駐エジプト米国大使が出席した。

この会談でスィースィー大統領は、テロの源泉を減少させる国際的な努力の集約を求めた。また、テロ組織を支援する諸国に対し、テロ組織への資金提供及び武器、戦闘員の供給を必ず止めなくてはならないという確固としたメッセージを向けるよう要求した。

エジプト大統領報道官アラーウ・ユースィフが述べたところによると、スィースィー大統領はマティス国防長官のカイロ初訪問を歓迎し、二国間の現行の軍事協力を強化する手段の検討が終わることを期待すると表明したという。これに先立ち、今月初めにスィースィー大統領がワシントンを訪問した折、ペンタゴンで同大統領とマティス国防長官との間で建設的な会談が開かれている。

(後略)

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( 翻訳者:博田智 )
( 記事ID:42530 )