イスラム開発銀行、イスタンブル株式市場へ参画計画
2017年04月20日付 Cumhuriyet 紙
イスラム開発銀行が、株式市場への参画を求めている。ヒンメト・カラダー・イスタンブル株式市場(BIST)総裁は、交渉を年末までに終わらせたいと話した。
イスラム開発銀行(IKB)は、イスタンブル株式市場の株式10%の購入を検討していると声明した。まずはトルコでのイスラム金融の普及に乗り出す。アブドゥルハキム・エルワエル・イスラム開発銀行協力・出資ディレクターはロイター通信に対し、イスタンブル株式市場の株取得に向けての交渉は2、3か月以内に纏まるだろうと話した。
■株式の73%は基金が所持
ヒンメト・カラダー・イスタンブル株式市場総裁はこの件に関し声明を出した。カラダー氏はイスラム開発銀行がイスタンブル株式市場への参画のため交渉していることを認め、「イスラム開発銀行はイスタンブル株式市場への参画を求めている。これについて話し合いを行っており、3か月、最長でも年末までに完了したい。株式市場への新規公開は2018年に実施する予定だ」と述べた。イスタンブル株式市場はかつてナスダックOMXと欧州復興開発銀行(EBRD)との戦略的共同協定に調印し、ナスダックOMXがイスタンブル株式市場の株式7%、欧州復興開発銀行がイスタンブル株式市場の株式10%を所持している。イスタンブル株式市場の株式73.6%はトルコ資本基金が所持している。カラダー氏は、イスラム開発銀行と合意した場合、グローバルな金融プラットフォームを確立するというイスタンブル株式市場の目標に向け前進すると述べた。また、イスラム開発銀行のシェア率はもっと低くなるだろうとし、10%は高すぎるとも語った。イスラム開発銀行と合意に至らなかった場合は、湾岸諸国あるいはアジアから戦略的パートナーを得る予定だとも付け加えた。イスラム開発銀行から資金提供を受ける世界第4位の国であるトルコは、1977年以来100億ドルの資金提供を受けてきた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:貝瀬雅典 )
( 記事ID:42534 )