■サラーマ本紙主筆が環境賞を受賞、アスユート・ダムの年内落成とアレクサンドリア海岸の保全
【フィクリー・アブドゥッサラーム】
フサーム・ムガーズィー元水資源灌漑大臣は、毎年アレクサンドリアで3日間に渡って開催される会議「環境は生命に最も必要なものの一つ」第27回会合の議長を務めた。この会議は、ヨーロッパ・アラブ機構の協力を得て、サーミー・グンディー率いる国際科学者協会(ISA)が開催している。ムガーズィー氏は、「今年中のアスユート・ダムの落成で、ナイル川の水を合理的に利用することができ、水資源保護に大きな影響を与える」と語った。
ムガーズィー氏は、「気候変動はナイル川の水に重大な影響を及ぼすだろう。そのため、国はインターナショナル・エクスパティーズ・ハウス(IEHAD)の協力を得ながら、学門・技術研究の準備を行っている」と指摘した。
ムガーズィー氏がアハラーム紙に語ったところによると、水資源灌漑省、海岸保護研究所、アレクサンドリア県、軍の監督の下、ビール・マスウード、マフルーサ、スィーディー・ガービル地区の6.5キロメートルに渡ってアレクサンドリア海岸を保護するプロジェクトが現在行われている。このプロジェクトは、港に新しい海岸を設け、現在の海岸を侵食から保護する目的で行われている。また、気候変動は海水面上昇に大きな影響を与えている。
アラブ諸国やヨーロッパ諸国から科学者が出席したこの会議の主催者らは、ジャーナリスト協会会長でアハラーム紙主筆のアブドゥルムフスィン・サラーマに今年の環境賞を授与した。サラーマは、「政府機関や環境大臣がこの国際会議を欠席したのは、環境問題や公共問題への対処の意識が欠如していることを示している」と語った。
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( 翻訳者:菅沼実祝 )
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