■マナール・ロスタム、最高峰の山々を制覇するエジプト人女性(1)
【カイロ:サファーウ・アザブ】
エジプト人女性薬剤師のマナール・ロスタム氏にとって、世界七大陸最高峰の登頂を目指そうと決意することは、容易でなかった。まずアラブ人の間では、若い女性たちの間で危険が付きまとう登山は広まっていない。また登山は言うに及ばず、女性の一人旅という発想すら簡単には受容しない保守的な社会にある彼女の家族は、彼女の進む道を拒絶した。にもかかわらずロスタム氏は、5年間を通し5つの山頂への登頂を達成し、今は世界最高峰のエベレスト登頂を目指している。
ロスタム氏は本紙に対し「私がこれらの経験を通して証明したかったのは、不可能はないということです。そして、アラブの女性も、男性のように、何でもできるということです。これまで登ってきた世界の頂を眺めるたびに、私は想像しているよりも自分は強いのだなと感じます」と述べた。また「秘訣は、勇気と、失敗を恐れないことにありました。恐怖は一番の敵です」と付け加えた。
(2に続く)
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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:42669 )