■赤十字社「イエメンでコレラが流行、死亡者180人に上る」
【アデン:本紙】
5月15日、赤十字国際委員会は、感染病のコレラがイエメンで流行し、4月27日以降180人が死亡したと発表した。
それに数時間先立ち、革命勢力フースィー派の「保健省」は、首都サヌアでコレラに感染し115人が死亡したと発表した。
赤十字社のドミニク・シュティルハルト事業総局長は、アデンで記者に対して、イエメン各地でコレラとみられる症状が他にも1万1千件見受けられると述べた。
イエメン政府と地方機関及び国際機関は、コレラと闘うべく、国内の保健部門、特に民兵が支配する地域に更なる援助を提供するよう呼びかけた。
イエメン国営サバ通信によると、保健人口省のイシュラーク・スィバーイー次官は、昨5月14日、アデンで開かれた会議の中で、適切な解決方法を見つけ出し、感染症のコレラ根絶のための援助を行うことの重要性を強調した。この会議には、世界保健機関(WHO)、ユニセフ、そして「国際連合人道問題及び難民問題調整事務所」の代表者が出席した。
スィバーイー次官は、コレラの流行を食い止めるための介入と協力、あらゆる緊急事態への備え、ブライカ地区にある移住者センターやサダーカ病院に救急医療を提供するための支援について話し合った。同次官は、保健施設を含むインフラの破壊をもたらした戦争が原因で、苦しい状況に置かれている各県の保健機関への援助も呼びかた。
(後略)
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( 翻訳者:森山花彩 )
( 記事ID:42674 )