サウジアラビア:サウジ初の女性ボランティア団体が海難事故防止のため活動
2017年05月25日付 al-Hayat 紙

■100人のサウジ女性が海岸で溺れる女性と子供を守るため活動

【ダンマーム:本紙】

サウジアラビアの若い女性たちが、海岸で溺れる原因とそれを防ぐ方法を啓発するボランティア活動を行った。ここ数年、アラビア湾と紅海の海岸で、何百人ものサウジアラビア人やサウジアラビア在住者が溺れているが、そのほとんどは女性と子供である。

「海の安全のための女性委員会」は、2010年に東部地域で設立された。東部海岸で2010年の最初の半年で200件の水難事故が発生した。彼女たちの活動は、瞬く間に西部地域、特にジェッダまで広がり、その後はリヤドや他の都市でも活動している。リヤドなどに海岸はないが、西部と東部の水難事故の被害者のほとんどは、サウジアラビアの首都と中部地域の都市から来た人である。

この委員会は、2010年の3月、マシャーイル・ビントゥ・アブドゥルムフスィン・ビン・ジャラウィー王女率いる国境警備局の傘下で設立された。また、サウジアラビアで初の女性によるボランティア団体で、女性の医師やエンジニア、社会問題専門家、インストラクター、また作家や記者なども所属しており、2016年時点でそのボランティアの数は100人を超える。

同委員会は、海の安全における様々な面について、特に女性や子供を対象として意識度を高め、海水浴客に指示をしっかりと守る重要性を啓蒙すること、特別国境警備隊の緊急番号が994番であることを紹介することなどを試みている。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:中山玲 )
( 記事ID:42717 )