■カイロの地下鉄がラマダーン中に説教
【カイロ:リハーブ・アライワ】
昨年10月に開始された「駅のラジオ・ステーション」という「ラジオ・ケメット」の計画は、カイロの地下鉄の乗客向けの最初のラジオ局として、様々な啓発番組と間奏曲を放送した。その休止から数ヶ月後、アズハル宗教施設付属のイスラム研究アカデミーが、この放送局の経験に触発された。しかし、「イスラムの正しい理解を掲げ、宗教教育と人々の生活の中の道徳的側面に焦点をあてる」という宗教的色彩を帯びた番組を、ラマダーン月と同時に開始する。
イスラム研究アカデミーは、毎日地下鉄のラジオ局を通して布教番組を提供するため、カイロ地下鉄機構と協力する協定に署名した。乗客は地下鉄の車両に乗っている間、アズハルの説教師が提供する番組を聴くことになる。
イスラム研究アカデミーのムヒーユッディーン・アフィーフィー事務局長は、この協定を、「イスラムの正しい理解を掲げ、宗教教育と人々の生活の中の道徳的側面に焦点をあてることを通して、人々がいる場所にアカデミーを届ける計画の一環のようなものである」と見なした。
ラジオ・ケメットは、この新しいラジオ局とエジプト初の民間ラジオ局「スターFM」(2003年放送開始)との間で起きた併合後の準備期間の後、ラマダーン直後に放送を再開する。
(後略)
( 翻訳者:堀江七夏子 )
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