フェトフッラー・テロ組織(FETÖ) の捜査の中で拘束されたカーディル・トプバシュの娘婿オメル・ファルク・カブルマジュの釈放に関する議論が続く中、ビュレント・アルンチの娘婿エクレム・イェテルも釈放され、公正発展党の支持者と支援メディアでも議論が始まった。

■司法は国の婿である

一部の公正発展党支持の記者が「婿(用)の司法」と言って、この釈放について反感を示していることを批判したスター新聞の記者レスル・トスンは、司法の平等な適用を要求するこの呼びかけが誤っていると述べ、こうした表現を用いる公正発展党支持者を警告した。この表現がエルドアンと公正発展党を弱体化させるだろうと強調したトスンの記事は次のとおりである。

■「婿(用)の司法」という表現

最初から話そう。「婿(用)の司法」という表現の標的は、公正発展党であり、つまりエルドアンである。

拘束された被疑者は、政党内で重要な人物の婿であるため、司法のこの決定が取りざたされている。さもなければ、釈放されたさらに上位の被疑者の名前さえ挙がっていない。

反公正発展党派は、明らかに「公正発展党は司法を方向付けて関係者を保護している」というプロパガンダを作っている。

そしてこれを全く前後を考えずに利用し、今後も利用するだろう。

反対派に対してあなたたちが何を言おうと、彼らは公正発展党とエルドアンを追い込むための機会と捉えている。

この問題のおかしなところは、公正発展党の支持者として知られている人々も、この「婿(用)の司法」という表現を -意図的にあるいは意図せずに- 使用して、公正発展党とエルドアンに損害を与えている。

最後に、アルンチの婿の釈放もメディアの話題になった。

注意を払えば、司法の決定ではなく、アルンチの名前が標的である。 もちろん、同時にトプバシュの名前も言及している。

反対派は、アルンチとトプバシュを引きずり出して、公正発展党政権が司法を方向付けていると主張している。

この卑劣な議論は、対FETÖあるいは公正な司法についてではなく、次の選挙において公正発展党に悪い影響を与えるものである。

私のように当初からこの教団と距離を置いていて批判していた例外を除くと（にも関わらず教育活動については称賛するという過ちを犯したことを認めなければならない） 社会で、よって公正発展党内で、この教団を好意的に見て、異なる関係をもった人々の数は少なくない。

少なくとも関係する新聞を購入し、組合の構成員となり、子供を学校や予備校に通わせたし、銀行に預金した、つまり、ある種の関係があった人は少なくない。

この関係は政府が元年と宣言した2013年12月１7-25日の後も継続していたならば、調査と必要な法的措置を講じることは正常である。

しかし、12月17-25日の後、この教団と距離を置き、政府の側についたならば
、その人物を行われる不正は不公正である。

一時期、大統領が 「入り交じっている」と言う際、この不正を指摘したことを忘れてはならない。

アルンチは婿と教団の関係は否定しないが、12月17-25日の後、 政府側についたと述べている。彼を誰も信じない、信じたくないからである。

彼自身もこの種の報道に関わることが何ら結果を生まないと考えているため、まったく真剣に捉えていない。

結果として、政党内で役職に就いていないため、ネガティブキャンペーンのダメージもトプバシュのものほど影響がない。

トプバシュは、現在、公正発展党から出馬したイスタンブル広域市長であり、２０１９年までの任期である。

このため、公正発展党支持者が注視するべき重要な点は、反トプバシュのあらゆる報道が反公正発展党と反エルドアンの選挙活動であるということである。

この問題を取り上げ続けていくだろう。

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（ 翻訳者:新井慧 ）
（ 記事ID:42795 )